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「わざわざありがとうございました。」
なんとか、家まで送り届けてもらって。
「気をつけてね。なんかあったらいつでも言って。」
「うん、本当にありがとうございました。」
二人はニコニコ手を振りながら、帰っていった。
雅紀sied
和くんの家から、自宅に帰る途中。
「なぁ、雅紀？」
俺らの間の無言は嫌いじゃないけど…
ずっと無言で歩いていたら、潤が話し出した。
「うん？」
「和、大丈夫だったか？」
何か、心配ごとでもあっただろうか。
「怖がってたから？」
「そう。」
あのときか…
ターミナルで大勢に囲まれた。
「なんだかんだで結果オーライじゃない？だって、和くん別れるときは笑ってたし。」
「そうかなぁ…」
潤は確信がないみたいだけど、和くん楽しそうだったよ。
潤のことも好きになったみたいだし。
「つーか、すんげぇ和くんかわいいのな。」
「あー、俺の和くんとらないでよ？！」
何を言い出すの、潤！
「なぁーにが俺の和くんだよ！雅紀にはもったいねーなぁ。」
「なんだとー！」
いつもの俺らはこんな感じだ。
和sied
うーん、保つかなぁ…これ…
俺は今、冷蔵庫の中を睨んでいます。
あれから、動かなくても大丈夫なように、ある程度の準備をして、潤くんと相葉さんに日用品と食料をたくさん代行で買っていただいて…
なんとか、今日まで生活していたんだけどそろそろ買い物に行かないとやばい。
足もかなり順調に良くなってきているし、一人で行こうかなぁ…
そんなときに電話。
急いで、ケータイを持つ。
って言っても、探すのもトロトロしてるから、もう少しで切れちゃうところだったよ…
「はい、もしもし？」
『もしもし、大野でーす。』
「なんですか？突然。」
普段、電話なんてしない俺たち。
俺は驚いている。
『いや、買い物とかどうしてるかなぁって。足いてぇんだろ。』
「そりゃ、痛いですけど…随分良くなりましたし…」
俺がちょうど思ってたことじゃん。
『まっ、いいや。買い物してやっから、何が必要だ？』
「えっ！？する前提！？」
突然の思っても見ないこと。
『いいから、何が必要なんだ？』
って、言っても申し訳ないしなぁ…
「えっ、いいですって…」
『遠慮すんなよ。』
「いや、遠慮じゃ…」
遠慮っていうか…
申し訳なさが勝るというか…
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あみ(プロフ) - スローでも完結させて下さい (2016年8月29日 1時) (
レス) id: 406e8df93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noko | 作成日時：2015年8月15日 0時
