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潤くんの背中の上で色々聞いた。
「俺、和と同じ大学なんだよ。もう知ってる？」
「えっ、そうなの！知らない。そんなに詳しいメールじゃなかったから。」
そうかぁ、同じ大学なのか。
潤くんはまーくんみたいに優しいし、仲良くなれそうで嬉しい。
「ここから、人多いから、嫌だったら顔隠しときな。」
バスで帰ることになって、バスのターミナルに入る時にまーくんが気を使ってくれた。
「うん、ありがと…」
お言葉に甘えて、背中に隠れるようにしたら、周りを見なくて済んだ。
でも、すると気になるのは声。
なんか、女の人の騒ぐ声が聞こえる。
「ジュンじゃない？あれ…」
潤くんのお友達？
不思議に思っていたら、俺の耳元に小声でまーくんが言った。
「潤、実はモデルしてるんだ。って言っても、アルバイト程度だけど。」
そうなんだ。
どうりで、かっこいいと思ったよ…
ちらっと覗い見たら、女の人たち。
みんなこっちを向いていたから、みんなと目が合った。
そしたら、みんなで「わぁ」って言うんだ。
俺の顔見て。
酷い…
俺だって、歩きたいもん。
潤くんの背中、独り占めしちゃってゴメンなさいって思ってるもん。
シュンとしてまた顔を戻すとまーくんが頭をポンポンってして言った。
「みんな、和がかわいいって言ってるよ。」
「えっ？」
何が何だか分からなくて、俺は潤くんの背中にキュッと捕まる。
「握手してください！」
ぞろぞろとやってきた女の子たち。
俺、降りなきゃ握手できない。
「潤くん、おろして。」
「いいよ、別に。そのままで。」
気がひけるけど、そのままで…
「ありがとう！握手なら、背中のこいつとどう？」
「ええっ！」
潤くんは背中を女の子たちに差し出して。
なんか、俺すごいことになってるし…
俺がすんの！？
訳も分からない状態でしっちゃかめっちゃかにされて、何人もの人に手を握られた。
あっ、俺以外と人混みも大丈夫だ…
よかった…
なんかよくわからないことになっちゃったけど、結果オーライだな。
「ふふ、潤くん人気者！」
「おまえもな！」
ん？なんで？
よくわかんなかったけど笑っておいた…笑
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あみ(プロフ) - スローでも完結させて下さい (2016年8月29日 1時) (
レス) id: 406e8df93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noko | 作成日時：2015年8月15日 0時
