Noise 2nd (ページ43)

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山田涼介side

　
or『腹ただしい、腹ただしい。

あの和火という奴、私の苛立ちを逆撫でしてくる』

オルテンシアがいつも以上にイライラしながらやってくる

or『まぁ、その代わりに怒りが集まるんだけどね。

懐中時計、よこせ‼︎』

オルテンシアはまっすぐと俺の方に向かってきた

ym「俺がオルテンシアをやる、バグよろしく‼︎」

ar「言われなくてもわかってるよ」

俺もソードで対抗する

ym「…そういえばこの前、緑の装飾品がついた懐中時計持ってなかった？」

or『…これのことか？』

オルテンシアはわかりやすいようにそれを見せつけてきた

kt『それ、俺の懐中時計…』

ym「ありがとう。

…返せ」

or『だったらお前の懐中時計よこせ』

ym「圭人、行けそう？」

kt『…やめておいた方がいいよ。

俺も…なんか変だし』

圭人が変…？

kt『多分、オルテンシアのせい。

俺を消した…張本人だからだと思う』

…トラウマ、か

or『独り言言っている暇ある⁉︎

アング・ソード』

オルテンシアは斬撃を飛ばしてきた

ym「圭人、今はそんなこと言ってる暇はない。

裕翔だって乗り越えられた。

圭人も…乗り越えなきゃ‼︎

クロッカル・ファイアー」

俺は斬撃を受け流す

薮ちゃんに教えてもらった通りに

kt『…俺は。

過去がなくなって消えたけど…』

ym「オルテンシア、どうだ？

俺ともっと戦うか？」

or『お？

僕に勝てると…思うのか？』

kt『…やまちゃん、俺の懐中時計を取り返そう‼︎

甘くて苦い飴はここにある』

ym「クロックチェンジ」