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山田 涼介side
yb「…大丈夫か?
あのあとぶっ倒れたけど」
ym「うん…少しクラクラするけど大丈夫」
俺はあのあと薮ちゃんに事情を説明した
俺の懐中時計には圭人がいて今までずっと話をしていたって言うことを
yb「…俺と会話は出来るか?」
ym「それは無理っぽい」
yb「じゃ、聞いてくれ。
…このことは黙っていた方がいいかって」
俺はチラリと圭人を見る
kt『できれば…』
ym「できれば黙っていて欲しいって」
yb「わかった」
kt『そうだ、やまちゃん。
ポケット見てみ』
ポケット…?
ポケットを見ると懐中時計が入っていた
yb「それ…」
kt『こっそり奪っておいたのです。
…てへ』
ym「圭人…」
yb「…ありがとう。
仲間のもの、取り返してくれて」
ym「お礼を言うのは俺じゃないよ。
…ねぇ、和火が来る前の話に戻るんだけど」
薮ちゃんが真面目な顔になる
yb「…自分から異動願いを出してきた人がいてそれを受理した。
…名前は、山田涼介、お前だった。
だけど、初日会った時やめようとしていた。
…おかしいと思ったけど、合点がいった。
山田、お前は時空警察に異動願いを出してから異動してくるまで何かがあったんだと思う」
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2021年12月6日 13時