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山田 涼介side
ドンドンドンと扉が何回も叩かれる音が聞こえてきた
ym「だ…れ?」
hk「山田、俺」
光くん…?
俺はフラフラしながら扉を開ける
hk「おい、大丈夫か⁉︎
電話かけても出ないから心配して…すごい熱じゃねぇか‼︎
少し邪魔させてもらうぞ」
光くんは俺を抱えながらリビングに入る
hk「何か食ったか?」
ym「…今まで寝てたから、何も食べてない」
hk「それはダメだ。
今からおかゆ作るからな」
光くんはテキパキ料理をしてくれる
ym「…光くんは、いつも料理、作ってくれるよね」
hk「まぁな。
それぞれが重い過去を持っている中、俺だけ持ってない。
俺まで落ち込んでいたら…気分落ち込みすぎるじゃん。
だから俺は料理を作って皆を笑顔にさせてるんだ」
そうなんだ…
hk「ほら、おかゆだ。
ちゃんと食えよ」
ym「いただきます」
ゆっくりと口に運ぶととても美味しかった
ym「…美味しい」
hk「よかった。
まあまあな量作ったからしばらくは大丈夫だ」
光くんは頭をポンポンしてくれる
…とても…暖かい
俺は光くんに体重を預けてもう一回眠った
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2021年12月6日 13時