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機嫌は直ったの？
そう聞きたい気持ちは山々だが
それを聞いたら地雷の様な気がして
"あっつ、、"と小さく漏らして
ソファに座ったジョングクに
アイスコーヒーを差し出すだけにした。
「何にもなかった？」
アイスコーヒーを一口流し込んだジョングクが
先に口を開いた。
前髪の間から覗くその額には
汗が滲んでいる。
「何もないよ。
ただ断捨離して
タッカンマリ食べただけ。」
「タッカンマリ？
Aが作ったの？」
「そう。食べたいって言うから
材料もあったし。」
アイスコーヒーのグラスを見つめて
ジョングクは"へぇ"とだけ答えた。
やはり機嫌は完全体ではないようだ。
また二人とも押し黙って
ついてないテレビの真っ暗な画面に
私とジョングクの
何とも言えない姿がぼんやり写っている。
悲しくもその姿が滑稽に見えて
いつ消したか記憶にない何の罪もないテレビを
恨めしく思ってしまった。
突然
ジョングクが私の腕を掴むから
驚いて肩が跳ねた。
「これ、どうしたの？」
心臓がバクバクと鳴っている。
でもそれは私だけで
ジョングクは私の左手首を見つめて
冷静そのものだ。
ジョングクの言う"これ"とは
そこに光るブレスレットの事。
「あー、、ジミニがくれたの。」
ジョングクの視線は
揺れるブレスレットしか見てなかったのに
私の言葉を聞くと
その目が私を真っ直ぐに見つめた。
「ジミニヒョンの事、
教えてあげるよ。」
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のぐり(プロフ) - ぱんださん» ぱんださんありがとうございます。勿体ないくらいのお褒めの言葉励みになります！もう少し一緒にお付き合い下さいね！ (2021年8月14日 21時) (
レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - ゆっぴさん» ゆっぴさんありがとうございます。読み返して頂けるなんてありがたいです！毎日少しずつ頑張ります！ (2021年8月14日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - えまさん» えまさんありがとうございます。まだ続きますので最後までお付き合いして下さると嬉しいです！ (2021年8月14日 21時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ(プロフ) - この後、ジミナに会えるのかな〜。もうすれ違ってほしくない。けど、お話もすごく入り込めちゃうくらい素敵な文章で終わってほしくないです。 (2021年8月14日 9時) (レス) id: 9aaf346f9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴ(プロフ) - のぐりさんの文章が大好きです。ジミンペンなので尚更ツボです！毎日読み返してはキュンキュンしています。更新楽しみにしていますね♪ (2021年8月14日 8時) (レス) id: 0750616c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年8月8日 23時
