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ジミンの事を芸能人云々抜きで見てるとはいえ
ジミンの職業は芸能人というのは事実。
泊まりに来て一緒に寝る間柄とはいえ
私が好きになったところで、なのだ。
だからこのままの状態で
またこの関係が続くなら
私はーーーー
「ちょっと待って」
重い足取りをいよいよ止めると
ジミンの長い脚も止まる。
告白なんて到底する出来ないし
そもそもするつもりもない。
だから立ち止まったとて
さてなんて切り出すかが問題だった。
「どうしたの？」
そうこうしてるうちに
不思議そうにジミンが呟く。
「どうしたのじゃなくて…
家に行くんでしょ？」
「そのつもりだけど、ダメなの？」
「ダメ、…っていうか、まぁ…」
「なんで？あ、もしかしてあいつと
何かあった？付き合ったの？」
見当違いなジミンの言葉は
"あいつ"なんて良くない言い方をしたのに
それよりもその後の方に気を取られて
「いや違う！それはない！
なんでそうなるかな…」
否定がちょっと強めになってしまった。
ごにょごにょと語尾が弱くなって
いよいよ追い詰められてる気がする。
私が勝手にそう思うだけ。
"もう会わない"
それが一番良くて
"泊まりはやめよう"
これが二番目。
でもどちらも言う勇気がないのは
もう完全に好きな証拠。
でもかと言ってジミンの手に引かれるがまま
また寝床を共にするのは
駄目じゃんって私の良心が言う。
このままそうしたら
彼女達と大差ないって。
「ねぇA」
妙な沈黙を先に破ったのは
ジミンの穏やかな声だった。
「家って1個じゃないんだよ。」
その言葉の意味が理解出来なくて
そんな表情になった私を
ジミンがまた少し笑って歩き出す。
家は大体みんな一個のはずなのに。
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のぐり(プロフ) - pcmtpokさん» ありがとうございます。例え一人の人間として見ていてもジミン氏の魅力の前では少し怯んでしまう主人公にしたかったので、伝わってよかったです。最後まで読んで頂きありがとうございました😌 (2021年10月22日 22時) (
レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - かこさん» ありがとうございます。数多くの人と出会っても自分が本当の自分でいられる人ってほんの一握りですよね。私も憧れる気持ちで主人公を描きました笑最後まで読んで頂きありがとうございました😌 (2021年10月22日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
pcmtpok(プロフ) - とても！、すきでした！！主人公の鈍感な感じと、恋心に気付いたけど相手が芸能人だから気持ちに蓋をする感じ…そしてジミンの闇から救うとか嫉妬深いところとかも全てすきでした… (2021年10月22日 5時) (レス) @page23 id: 3d87e6b98f (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - また素敵なお話ありがとうございました。女の子の空気感がとても好きです。私もそんな女性になりたいなぁ。とおもいながら読んでました。沢山の人と知り合っていく中で、本当に気楽に付き合える人って一握りですよね。そんなことを改めて感じました。お疲れ様でした！ (2021年10月20日 23時) (レス) @page22 id: 21092e6db4 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - Tentenさん» ありがとうございます。親戚の人のような気持ち分かります(笑)私も途中から我が子を見守る気持ちで書いてました。最後まで読んで頂きありがとうございました😌 (2021年10月20日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年10月16日 0時
