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Aは俺を拒む事がないどころか
Aがいない時に家に行くと
冷蔵庫にある程度の飲み物と食べ物が
用意されていた。
俺が要らないって言っても、だ。
それに家に行く連絡をすると
決まって必ず
"じゃあすぐ帰るね"
と返信が来て
凄く気分が良かった。
どういう意味で良いかと聞かれれば
母親を待つ子供の様な感じもするし
Aも俺が必要なんだって
そんな
だからAがそうやって
俺を優先していたとしても
職場の男がAに近付くのが嫌で嫌で
兎に角遠ざけたかった。
「Aってどんな男がタイプ？」
そんな思春期真っ只中みたいな質問
この歳でするとは思わなかった。
驚いたのは俺だけじゃなくて
アイスを頬張るAもだった。
「何、突然？」
「いや別に。
ただ何となく会話の一部。」
"意味分かんない"とAが笑って
俺も同じ気持ちだけど黙っておく。
「んー…タイプかぁ…
もう暫く好きって気持ちとご無沙汰だから
今は好きだと思った人がタイプかも。」
チョコレートのアイスを
ひと齧りしたAから
酷くざっくりとした返答が返ってきた。
それでもその言葉から
今は目星い人間がいないって事は
すぐに判断がついて
「そっか。じゃあ別にいい。」
自分も範疇に入ってないのに
その時は満足して
そんな返事を返した。
だから今にも眠りに落ちそうなAに抱き付くなんて
男の風上にも置けない様な事をしたのも
「Aと居られるなら
俺はどんなズルいことも出来るんだよ」
俺と同じ匂いの髪のすぐそばで
そんな戯言を呟いたのも
自分が必死だった事の
表れだったのかもしれない。
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のぐり(プロフ) - pcmtpokさん» ありがとうございます。例え一人の人間として見ていてもジミン氏の魅力の前では少し怯んでしまう主人公にしたかったので、伝わってよかったです。最後まで読んで頂きありがとうございました😌 (2021年10月22日 22時) (
レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - かこさん» ありがとうございます。数多くの人と出会っても自分が本当の自分でいられる人ってほんの一握りですよね。私も憧れる気持ちで主人公を描きました笑最後まで読んで頂きありがとうございました😌 (2021年10月22日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
pcmtpok(プロフ) - とても！、すきでした！！主人公の鈍感な感じと、恋心に気付いたけど相手が芸能人だから気持ちに蓋をする感じ…そしてジミンの闇から救うとか嫉妬深いところとかも全てすきでした… (2021年10月22日 5時) (レス) @page23 id: 3d87e6b98f (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - また素敵なお話ありがとうございました。女の子の空気感がとても好きです。私もそんな女性になりたいなぁ。とおもいながら読んでました。沢山の人と知り合っていく中で、本当に気楽に付き合える人って一握りですよね。そんなことを改めて感じました。お疲れ様でした！ (2021年10月20日 23時) (レス) @page22 id: 21092e6db4 (このIDを非表示/違反報告)
のぐり(プロフ) - Tentenさん» ありがとうございます。親戚の人のような気持ち分かります(笑)私も途中から我が子を見守る気持ちで書いてました。最後まで読んで頂きありがとうございました😌 (2021年10月20日 22時) (レス) id: 0deac69280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のぐり
| 作成日時：2021年10月16日 0時
