Jr.で妄想 5th

理想の人　雪 T.F ページ30

ASid








私の好きな人は私の理想がつまっている。



でもそれは叶わない恋。



そう思っていた。








？？〔あの〕








突然そう声を掛けられて振り返ると



そこには大好きな人の姿。



彼はアイドルのはずだ。



なのに私になんの用だろうか。








辰〔俺、深澤辰哉って言うんですけど〕



「はい」



辰〔その、なんか…〕



「どうしました？」








冷静に対応しているつもりだけど、



心の中はドッキドキ。








辰〔その…一目惚れ、しました……〕



「っ///」



辰〔良かったら、連絡先教えてくれませんか？〕



「……私、深澤くんの事知ってますけど大丈夫ですか？」



辰〔ほんとですか！？うわぁ〜嬉しい♡〕



「それでも良ければ…」



辰〔はい！ぜひ！〕








奇跡なのかな？



いやだって、そんな事ある？



自分の大好きな人に一目惚れしましたって



声かけられて、しかもアイドルだよ？








「あ、あの」



辰〔はい？〕



「私の方が全然年下なので、タメ口で話してくれませんか？？」



辰〔えっと、幾つですか？〕



「17歳です」



辰〔…………〕



「ひき、ましたか？」



辰〔いや、22歳とかだと思ってたんで驚きました〕



「結局年下には変わりないじゃないですか笑」



辰〔まぁ笑〕



辰〔でも、もう少ししてからタメ口にしていきますね。初対面でタメ口ってヤバくないですか？笑〕



「私は、深澤くんの事知っているので全然ですけど笑」



辰〔気が付いたら多分タメ口になってますよ笑 では、後で連絡するのでお返事待ってますね〕



「はい、こちらこそ待ってます」








家に帰ってすぐに後は寝るだけの状態に



してふっかからの連絡を待った。



しばらくして電話がかかってきた。



……ふっかからだ。



え、最初の連絡が電話って何事？



緊張しまくりなんですけど。








「もしもし」



辰〔あ〜！やっとでたぁ！ねぇねぇ、なまえ、きいてなかったからおしえてぇ？〕



「A、です」



辰〔Aちゃんねぇ！わかったぁ！みんなぁ、Aちゃんだってぇ〕



「あの」



辰〔んー？〕



「酔ってますか？」



辰〔ぜんぜんよってない〜〕








本人はそう言っているけど後ろで



おそらくひーちゃんが酔ってるでしょ、って



言ってる笑 メンバーで呑んでるのかな？








辰〔Aちゃぁん〕



「なんですか？」



辰〔すきだよ〜♡〕

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