第三百七十六訓 ページ35
銀時「てめー…Aにちょっかいかけようとしてんじゃねーだろうな?」
桂「確かに貴様には前科がある…」
オイ公道で剣抜くな。前科て。攘夷志士の君が言えたことじゃないぞ君も前科しかないぞ桂君???
高杉「安心しろ、ちょっかいくれェはかけても拐いはしねェ」
『ちょっかいはかけんの!?』
いや拐われないだけ良かったかもしれないけど……。
高杉も高杉だよ、何でこの二人を煽るような事言うの!?しかも楽しそうだし…辞めろややこしくなるだけだから!!!
『と、とにかく!私は早く屯所に帰りたいんだよ帰り遅いとトシに絞められるの!!』
銀時「別にそれは良いが低杉なんざにちょっかいかけられてんのは癪だ!!」
いやよくねぇよ!?何私の都合さらっと無視してんの!?因縁の前じゃどうでもいいってか、構やしないってか!!
『桂君も何か言ってやりたまえ!』
桂「よしA。俺と二人でランデブーしよう」
『何で???……って、うわっ!?』
やれやれと肩を竦めてため息をつけば、三人の中でも最高峰の芸術的バカ桂くん。急に彼に姫抱きにされた。
更にはそのままバチってる二人をスルーしてすたすたと歩き始める。
『桂君!?歩かないで!?』
桂「さらばだ二人とも!俺はAと二人でランデブーするからな!ははは!」
高らかに叫びながら歩き始める桂君、その懐には私。いや絵面がバカすぎる。何をやってるんだ私早く帰りたいのに。
『待っ、』
銀時「オイ行かせねーぞヅラァ」
高杉「抜け駆けたァヅラもやる様になったじゃねェか」
いつの間にかそばに居た銀時君と高杉に体をグイッ、と引き寄せられる。眉間に皺を寄せて中々苛立っているご様子である、勘弁願いたい。
『引っ張んないで!?特に桂君手ェ放して!』
銀時「…だってよ、おたくら手ェ放したらァ?」
高杉「やなこった。そもそも自分のモン他人にくれてやるほど懐深くねェ」
『ねぇ』
銀時「おい自分の物って何だコラ。いつからお前の物になったんだコラ。第一章のど初っ端からコイツとずっと一緒にいる銀さんの物に決まってんだろ」
桂「おいずっとは語弊があるのではないか??その理論で行くと俺も一章から登場しているんだが」
高杉「てめぇらの都合なんざ知るか。手ぇ離せ」
『ちょっと??』
桂「ふむ、では全員一斉に手を放さんか?」
銀時「えお前ら"いっせーのーで"で手ぇ離す時"で"で離すタイプ?俺一拍置いて離すタイプなんだけどそれでずれたら______」
『とりあえず全員家帰れ!!!!!!』
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きょ - いやん❤️センシティブ❤️ (1月17日 20時) (レス) @page5 id: c9d0d6f436 (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - めっちゃ好きです……。今一気読みしている途中なんですが、ここの章を何回も読んでしまいますw 夢主ちゃんが神楽ちゃんを攻めて、赤くなっちゃう神楽ちゃんとそれに嫉妬する沖田君たちが見たい…!!もちろん書けとは言いません!応援してます!! (2023年2月26日 19時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)
mia - 作者様神っす!ヤァバイ最初のイチャイチャが…(鼻血)これからも応援させて頂きます!!👍 (2021年10月3日 20時) (レス) @page4 id: 220694a240 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 神楽ちゃんのハーフツインテが見たいーーーー‼️ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 仲いいナお前ら↓ (2021年9月20日 14時) (レス) id: 639c61a784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:実珠 | 作成日時:2021年1月27日 22時