＊ ページ12
…
キーンコーンカーンコーン
学校で何度も時刻を知らせてくれるチャイムがなる。チャイムがなって嬉しいのは眠くなりがちな授業の終わりと4時間目が終わった、昼食を知らせるとき位だと思う。
「一条、内田、行くぞ。」
「あれ、牛島くんも一緒？」
「あぁ、俺も昨日助けてもらったからな。」
じゃあ、と席を立ち天童くんを含めた4人で食堂へ移動を開始する。
えーなんか珍しいメンバー！
牛島くんと一条さん一緒にいる！仲良いのかな？
廊下を歩いているだけでひそひそと噂される。
教室では4人で話すことも割と多いが廊下などの不特定多数の人が見かける所で接することはあまりないので物珍しいのだろう。
「へぇ、食堂ってこんな感じなんだ。初めて」
「えっそうなの！？Aちゃん毎日自分でお弁当作ってんの？」
「うん。おすすめのメニュー教えて欲しいな」
「やっぱハンバーグでしょ！」
凛のおすすめはハンバーグ。
彼女好物であるそれはよく彼女のお弁当に入っているのをみかける。
「ハヤシライスだな。」
「牛島くんハヤシライス好きなの？」
コクリと頷く彼が普通の男子高校生の一面を持ち合わせていることに少し安心する。
毎日隣で授業を受けているものの、やはり彼は何か違うオーラが出ているのを感じるから。
「うーん、ハンバーグも捨て難いけどせっかくだからハヤシライスにしようかなぁ。」
「じゃあとってくるから2人は先座っててよ！あ、昨日のメンバーが席確保してるみたいだから探して座ってね！」
「えっ！？昨日の人達皆で食べるの！？」
お礼なんだから全員でだよ〜
その問いにさらっと答えた彼は牛島くんと共にご飯を取りに行った。
そういうのは先に言っておいてくれ…！
はじめて彼に少しの怒りを感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
璃音(プロフ) - のりちゃさん» ありがとうございます！最近なかなか書こうと思えなかったのですが、やる気が出てきました…！がんばりますね！ (2020年6月2日 0時) (
レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
のりちゃ - 好きです。。。｡いつも更新されるたびニヤつきながら読んでます。。最後まで楽しみにしてマスゥゥ (・0・*)ﾎ (2020年5月31日 8時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 鳴瀬さん» コメントありがとうございます。既に大体の構成は出来ているのですがなかなかの長編になりそうな予感です。是非最後までお付き合い下さい！ (2020年5月7日 1時) (レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 - いつも、楽しく読ませてもらってます。体調に気を付けながら、更新頑張ってください。応援しています。 (2020年5月3日 0時) (レス) id: 67ee969d2e (このIDを非表示/違反報告)
璃音(プロフ) - 是非コメント等お願いします！ (2020年4月28日 21時) (レス) id: 2ce0920262 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：璃音 | 作成日時：2020年4月13日 2時
