いや〜、GPSって便利だけど…ねぇ？ ページ22
一也目線
ヤバイ。
今言えるのはこれだけだ。
？｢待てやゴラァ！！！｣
？｢ちょっと止まってくれるかな〜？？？｣
いや、無理だろ。
何？サイフにGPSでも着いてるの？
いや、着いてるんだろうな！！
逃げている理由？
そんなの、戦うのが面倒だからだよ！！！！！！
にしても…
｢サイフ１つでごちゃごちゃ言うなよな〜。
うるさい男は嫌われるぞ〜？｣
？｢んだと！？｣
？｢えー、これでもだいぶモテてるんだけど〜？｣
おぉそうかモテてるか。
…どーでもいい。
追いかけるのを辞めていただきたい、今すぐに。
…話し合いするか〜？
｢話し合いする気はあるー？｣
？｢…良いぜ、話し合いでも。｣
お、このままじゃらちがあかないのをちゃんと分かっている。
賢い、えらい。
｢…っと、で？
なんで追いかけて来るの？｣
？｢まずは自己紹介ねー、俺は灰谷蘭｣
？｢…灰谷竜胆｣
なるほど、蘭と竜胆か
｢俺は金沢一也、よろしくー｣
そこで２人の動きが止まった。
蘭｢え、男？｣
あ？
竜｢いや、それも驚きだけど一也？？｣
｢悪い？男で一也だったら？？｣
すると、
蘭｢一也〜！！｣
抱きついてきた。
｢熱い重い離れろ苦しい｣
竜｢一也！！
久しぶりだな！！！｣
満面の笑みで前から抱きついてきた。
お前もかよ…
｢いや、誰？｣
蘭｢覚えてないの？｣
竜｢昔よく、蘭ちゃん竜ちゃんって言ってただろ？｣
いや…あぁ、そういやなんか居たな。
｢あれ、お前らだったんだ｣
蘭｢思い出してくれたのか！！｣
竜｢良かったー！！忘れられてたら俺泣いちゃうかもだし…｣
え、年上が泣いてるのは見たくない…
き持ち悪い
｢で？俺になんの用？｣
蘭｢あ、そうそう。
俺らのサイフ盗んだの一也でしょ？｣
｢あ〜、そんなこともあったな｣
竜｢そんな事って…｣
まぁ、あの時は少しテンション上がってたしね
しょうがないしょうがない。
｢それだけなら、俺もう帰っていい？｣
蘭｢え〜、もうちょっとお話ししよーよ｣
｢いや、俺忙しいから｣
竜｢なんで？｣
｢パチ行くの｣
シーーーン
蘭｢マジで！？｣
｢まじ｣
竜｢なんで！？あれやるとお金なくなるよ！？｣
｢…着いてくる？｣
蘭/竜｢｢行く｣｣
｢よし、ついてこい｣
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作者名：蝶々 | 作成日時：2021年12月11日 20時
