今日:22 hit、昨日:9 hit、合計:114,454 hit
小|中|大
願い27 ページ28
「ここが例のお寺になります」
『分かりました。危ないですので外で待っていてください』
中に入って調査をするも、全く呪霊の気配はない。
棘はチラチラと後ろを振り返っている。外に置いてきた西田さんのことが気になるんだろう。
『大丈夫だよ。一応弱い結界的なの張ったから。それにあの人が呪霊に襲われることはないし』
「……なんで?」
『多分あの人も呪霊…っていうか今回の事件全部あの人のせいだから』
「!?」
『だっておかしいと思わない?最初来た時の依頼、棘を指名してる。呪術高専の存在を知ってること自体珍しいけど生徒の名前を知ってることなんてありえないんだから』
「前のはわざと襲われたってこと?」
『そう。だから子供が呪霊を見たなんて話も嘘だと思うよ』
「ならなんでここに来たの?また襲われるかもしれないのに…!」
『ちゃんと対策してきたから安心して。それよりそろそろ喋らない方がいいかも』
「…あ」
「やっと見つけました!外で待っているのが不安で来てしまいました」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ノンノン | 作成日時:2018年12月31日 20時