影より出でて影より黒く2 ページ3
『……来ないで』
「五条悟。呪術師なんだけど知ってる?」
制止の声など気にもとめずに会話を続ける。
とりあえず保護しようと近付くも、一定の距離は取られてしまう。
『呪術師は嫌いです。だって大事なものを奪っていくから』
「君は人間かい?」
『どっちでしょうね。呪霊だったら良かったのにとは思いますけど』
「うん人間だね。とりあえず一旦眠ってもらおう」
一気に間合いを詰めて殴れば、さほど力は入れずとも倒れた。
「うーん…呪術訓練は受けてない、と」
華奢な身体には筋肉は必要最低限しかついておらず、呪力も感じられなかった。
「おーい、生きてますかー……うげっ」
倒れていた男性へ呼びかける。
そしてその顔を覗き込んですぐに、顔をしかめる。
かつての嫌な記憶が蘇る、が放っておくわけにもいかない。
仕方なく止血作業を施し、女の子を抱きかかえる。
「そうか、君が恵の…」
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ノンノン(プロフ) - 紅葉さん» 返信遅くなって申し訳ありません。面白いと言って頂けて嬉しいです!更新頑張ります!! (2020年1月26日 14時) (レス) id: 4f5d0a225d (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - とっても面白いです!!これからも頑張ってください (2020年1月8日 13時) (レス) id: a96e485a5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノンノン | 作成日時:2019年12月16日 17時