君をさがしてた。episode1 (ページ40)

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アキラ「俺とAが出会ったのは今から丁度4年前くらいか、あいつがまだ高校1年生のときだ」

ELLY「俺らがデビューする一年前くらいですか？」

アキラ「そうだな。当時Aはまだ未成年…まあまだ未成年なんだけど笑 16歳って若さで、渋谷のあるクラブでバイトしてた」

ELLY「え、それって違法じゃ…」

アキラ「まあな。でももうあいつも19歳だし、今さら時効だろ？笑で、俺はHIROさんから「面白い奴がいる」って紹介されたのが、そんなAだった。

まあ、16歳には見えなかったな。変に大人っぽいってゆうか酒は飲むし物言いはハッキリしてるし、今とはまた違った意味で、クールだったね。
あいつHIROさんにタメ口で睨みまで効かせてたんだぜ信じらんねーだろ？すっげー尖ってた。」

当時を思い出すように笑いながら話すAKIRAさん。タメ口に睨み…確かにHIROさんにしてるところなど想像できない。

アキラ「俺に対しても最初は警戒心バリバリでよ、まあ触ると怒るし名前呼ぶとキレるし、なんなんだよこの生意気な女って思ったね。…でも、Aをそうさせるのには理由があった。

Aには当時4つ年上の彼氏がいたんだ」

“彼氏” というワードを出した時、AKIRAさんの顔が一転苦々しい表情に変わる。

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