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アキラ「…なるほどな。」
話し終わると、AKIRAさんは静かにため息をついた。
アキラ「それは臣の言うことも一理ある」
ELLY「…はい。」
アキラ「そっかそっか、やっぱちゃんと言わないとわかんないよなぁ。熱ある事だってちゃんと言えば、なあ？つーかまあ、Aの日頃の行いだよな 臣がキレた原因は」
ELLY「多分臣くん、Aに熱あるってこと知らなくて…いつも通りのその、わがままだろうって」
アキラ「わがままな…うん。」
ELLY「……。」
アキラ「……。」
ELLY「あの、」アキラ「なあ、」
ELLY「すいません、どうぞ」
アキラ「いやいいよ、ELLY言って？なに？」
ELLY「Aが倒れた時…俺前にも同じような事見たことあって、まさかと思ったんですけど、あれって …フラッシュバックですよね？」
アキラ「…そうだな。」
ELLY「あの、Aって過去に何かそうゆう、暴力とかでトラウマになるような事があったんですか？」
アキラ「……」
ELLY「教えてください！AKIRAさん俺、今更遅いかもしれないけど、Aのこともっと知りたいって思ってます。
Aのこと仲間として、支えてあげたいって思ってます。その為にはまだ知らない事が多すぎて…距離が遠くて…、Aが歩み寄ってくれないなら、俺が少しでも早くAに近付くしかないんです！」
何も言わないAKIRAさんに食い気味でいくと、寝室で寝ていたAが「ぅ、ん…」と居心地悪そうに寝返りをうった。
アキラ「静かに、Aが起きる」
AKIRAさんにもそう諭され、俺は大人しく居ずまいを正した。
アキラ「今から言う話、誰にも言わないって約束できるか？」
ELLY「はい。」
アキラ「じゃあ話すわ。ELLYのこと信じてるからな？」
それから聞いた話は、今までのAからは想像もできない辛い話だった。
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作者名：とまと野郎
| 作成日時：2014年11月5日 19時
