61 / 勝負の朝 ページ11
結局二人は朝ごはんまでには帰って来ないみたいで、
三人で朝ごはんを食べることに。
二人分の朝食にはラップをかけて、
一応それも智ちゃんが連絡してくれたらしい。
淳太くんから「楽しみやわ」なんて返信が来たと
ニコニコしながら言っていた。
今日はのんちゃんが食器洗いを手伝ってくれて、
「着替えておいで」と微笑まれ
お言葉に甘えて私服に着替える。
リビングへ戻ったら、出発まではまだ時間がある、と
"神ちゃんおかん" が腕まくりをしてこちらを見ていた。
緑「 おし、A、やるで 」
何をやるのか分からなくて、首を傾げる。
緑「 セット！！
今日は俺が言っといたるから、俺にメイクとかさして！」
『 え？！』
てっきり自分で全部セットするものだと思っていたので
思わず大きな声が出る。
桃「 え〜神ちゃん一人でやるん、
じゃあ俺にヘアメイクさしてや 」
『 のんちゃんも…？』
後ろからぎゅうっとされながら言われる。
緑「 よーしっ、
今日はAにとっても俺等にとっても
大勝負やからな〜、バッチリ決めたる！」
桃「 んふ、俺も…！
可愛〜くしたるからな 」
『 …2人とも、ありがとう 』
桃「 こういうの、好きやから (笑) 」
緑「 ふふ、俺もやで、
…あ！そうや！！
�陲舛磴鵑判濛世�ら連絡来てんけど、
二人ともすぐこっち来れるって！」
桃「 お、じゃあその前に可愛くせな、な？」
『 ふふ、お願いします、』
…そんな会話をしている間にも、
2人の手は止まらず、テキパキと忙しなく動いている。
緑「 A目ぇ瞑って〜 」
『 はい、』
そう言われ目を瞑ると、
"そう言えば"と智ちゃん。
緑「 Aってメンバーカラー言われたん？」
『 言われてへん… 』
緑「 そっかあ、じゃあ緑にしとこかな、」
そう言ってまた手際良く
瞼にアイシャドウを塗っていく。
のんちゃんも静かになったなあと思ったら
こちらも手際良くヘアメイクを進めてくれている。
桃「 メイクはそんな感じか…、っておい！
神ちゃん何自分のメンカラ塗ってんねん！！」
緑「 げ、バレた (笑)
ちゃんと所々皆のも入れるって 」
桃「 ええよ、別に、
1番目立つとこにピンクの花乗せたるから！」
緑「 あかん！！
それは目立ち過ぎや！外せ！」
…と、思ったら何やら喧嘩を始めた様子。
わちゃわちゃとセットを進め騒がしくなった時、
部屋にインターホンの音が響いた。
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ｲﾛﾊ(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます …！そう言って頂けて嬉しいです ◎ ゆっくりですが加筆して参りますので、お読み頂けたら幸いです。これからもよろしくお願い致します ◎ (2021年3月25日 0時) (
レス) id: c6ea372a6e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！更新楽しみにしていますので、無理をしない程度に頑張ってください！ (2021年3月24日 23時) (レス) id: d72ab54115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｲﾛﾊ | 作成日時：2021年2月20日 18時
