俺の手が届く範囲にいろ。

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ニ「それで玉森にはいつ告白するの？」



宏「こ、こっ告白!?」



ニ「こっこ？え？うそ。今ニワトリの真似した？似てないよ」



ニ「そのクオリティーならしない方が…あはははやっぱ無理。うける」



宏「真似なんてしねぇーし。てか、玉に告白なんてできねぇよ。俺男だし、玉も男だせぜ？」



ニ「そんなの関係ないって！てか
俺的には玉森もみつに脈ありだと思うけどなー」



宏「え？」



ニ「いや、だってよ？玉森人気者だけど誰とも付き合わないじゃん？それに男からも告白されてるかはそこに関しては気持ち悪いとか思わないんじゃないかなって。それに、みつと玉森結構仲いいじゃん」



宏「そ、そんなことない///」



ニ「うわーみつ顔真っ赤笑けど、みつのことは特別って思ってると思うよ」






ニカの言葉が単純に嬉しかった。


俺は玉のことは好きだけど玉の気持ちなんて分からない。

けど、好きな人だから特別に思ってほしいって思う俺って玉にとったら迷惑なのかな？


ってそんなことを思ってしまう。



そして、廊下ですれ違うたび、移動教室で見かけるたび俺は玉の背中を目で追っていた。




そして、いつもの帰り道。


最近、太輔の元気がない気がする。

ぼーってしてることが多くなってる。

なんか悩み事か？それとと考えるごと？



隣にいる太輔の顔を見ていると




太「宏光」



宏「ん？」



太「宏光の好きな人ってもしかしてC組の玉森？」



宏「へ？なんで分かるわけ？」



宏「あっ///」



宏「やっぱ太輔にはバレるよな」



なんて言いながら頭をポリポリかいた。


やっぱり太輔は全部分かるのかな？


ん？待てよ。俺が分かりやすいだけか？それなら、かなりやばいよな。





宏「たいすけ？」



太「…」




あれ？太輔からかってこない？
ニカみたいにからかわれると思ったのに、太輔は何も言わない。


ずっと黙ったまま。

やっぱり最近の太輔は変だ。




なぁ、太輔。ずっといるから俺だって分かるよ。太輔が無理してること。

・→←俺の方がお前を知ってるよ

ラッキーカラー

あずきいろ

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