俺の手が届く範囲にいろ。

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そして、はぁーとため息をついた太輔。



太「デート誘うなら他当たれよ」




と、太輔は俺と横尾を引き剥がすように俺の腕をぐいっと引っ張った。



太「てかさ、なにお前も"肉"に釣られてんだよ」



なんて言いながら太輔は俺のおでこにコツンと手の甲を当てた。




宏「ごめん。つい」



渉「まーまーいいじゃん！肉食いにいこーぜ！宏光」



太「負い、宏光って呼びな」



渉「そんな怒んなって太輔」



そんなことをいいながらまた横尾は俺の肩に手を回してきた。



太「暑苦しい。離せ」



渉「はいはいw」



なんだかんだで楽しんでるみたいでこの２人は仲いいんだなって思う。






そして、数分後。


横尾と別れて俺と太輔で帰る。


宏「太輔って横尾と仲いいんだな！今思えばさ俺太輔の交友関係とかあんまり知らなかったからなんか知れて嬉しいかった」



なんていうと太輔はクスッと笑って



太「あいつあんなだけどかなりいい奴。」



本当に仲いいんだなって実感した。




宏「じゃまた明日！」


家について太輔にいつものように言って家に入ろうとした時……



太「なぁーお前の親今日も遅いの？」



不意に太輔がそんなことを聞いてきた。


宏「あっそうだなー10時ぐらいって母親があってた！」



太「ふーん。じゃ、寄ってけば？」




そう言いながら太輔は家の問 門を開けた。




宏「え？いいの？」



太「ふっなんだよ今更いつものことだろ？」



宏「た、確かに」




そう言って２人で笑った。







宏「お邪魔します！
あれ？太輔入らないの？」



なぜか玄関の前にいる太輔に尋ねた。


太「あっごめん。先に入ってて。俺出かけるから」



宏「え？出かけんの？」



なんて言ったらふっと太輔は笑って




太「すぐ、帰ってくるから」




そう言ってどっかに出かけていった。



太輔どこいったんだろ？

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あずきいろ

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