俺の手が届く範囲にいろ。

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＿＿キーンコーンカンコーンキンコーンカンコーン





そして、今日も始まるいつもの授業


俺は机の中からこっそり本を取り出した



さっき玉から借りた本




『読み終わったら感想聞かせて』






そんな何気ない言葉は俺にとっては嬉しいことだった


だって、また玉と話せるチャンスがくるから








俺は一度集中したら周りが見えなくなるらしい…




今日も読み始めたら止まらなくて俺はずっと本を読んでいた


そして、気づけば6時間目


先「信長は本能寺の変で命を落としました。なぜなら………」



先「じゃ、今日の日本史はここまで！」


先生が教室を出ていった途端…







宏「ゔぅがんどうじだぁー泣」



ニ「今日の授業そんな感動する話しだったっけ？みつの涙腺おかしいんじゃない？」



宏「違う。信長くんに感動したんじゃない」



ニ「ぷっw信長くんって…wwwみつや、やばいw泣」



宏「笑いすぎじゃねぇ？」



ニ「だ、だって信長くんって…あーやばいw」



宏「あーもう！てか、ニカ聞いてよ！この小説のヒロインがね、最後…」




俺は興奮してついつい喋りすぎてしまう





宏「な？凄いだろ？感動するだろ？聞いただけで涙がでるよ泣ってニカ全然泣いてないじゃん！」



ニ「いや、だってその結末微妙じゃん」



宏「いや、これ以上の結末はないだろ」



ニ「えぇー全然読んでないから分からないけど俺は違う結末の方が好きだなー」





そんなことを言われて俺は肩を落とした。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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