【ナンバカ】新人看守は美人で皆から愛されてます。

第十九話　お見送り ページ21

「じゃあ私はそろそろ行きますね。三葉さんも待っていると思うので…」









ﾁｨｰ「もう行っちゃうのか〜」



ﾘｬﾝ「…寂しくなるな。」


ｳﾊﾟ「また数週間後に会えるのでしょう？」




猪「お嬢ちゃんがいなくなると仕事がたまるんだよなぁ。」




猿「たまには自分でやれ！この馬鹿！」









今日で私は5舎から3舎へと移動する事に。




皆さんに見送られている中、私は悟空さんに質問を投げ掛けた。









「……悟空さん。昨日の事…覚えていますか？」









猿「昨日の事？」





ﾁｨｰ「何々？昨日何かあったの？」









「黙ってろ、71番」と悟空さんが制する。そして彼は顎に手を置き、考える素振りをみせた。









猿「…………悪い、覚えてねぇわ。」









「……そうですか。すみません、変な事を聞いてしまって。」









「では、行ってまいります」私は敬礼をし、3舎へと向かう道を進んだ。









ﾘｬﾝ「…猿門さん。昨日の夜、Aとお酒を飲んでいたと聞いているのですが…




その間に何かあったんですか？」









猿「さぁな。気づいたら部屋にいたって感じだ。相当酔ってたみたいだし…」









ともかく舎に戻るぞ。と言って猿門は先を歩いた。
そして、その後ろを猪里がついて行く。









猪「主任、かっこつけて得意でもない酒飲むからですよ。」









猪「…うるせぇよ、猪里。」









昨日の事、覚えてないなんて…









猿「(嘘に決まってんだろ…？)」









酔った勢いであんな事いっちまうなんて…









"無理はしないでくださいよ。________……猿門さん"









猿「〜〜〜っ…あいつは俺を殺す気かよ…」









猪「(主任も素直じゃないなー…)」

第二十話　イケメンの舎→←第十八話　最後の杯に満月を2

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