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九十輪 ページ11

Aside

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『“花の呼吸_序華ノ型_一蓮花紅“』




スゥゥッと体が軽くなり、頭がスッキリする感覚がする



全ての音が遮断され、痛みも感じなくなった




『(周りがよく見える)』





重みを一切感じなくなった体で刀を振るい帯を切り刻むと次の帯が邪魔をする前に勢いよく屋根の上へ跳んだ




そして、雛鶴さんを掴んでいた鬼の手を斬った





ザシュッ!!




「ゲホゲホっ!ヒュー、ヒュー!」




手を斬った瞬間周りの音が一気に入ってきた




『炭治郎くん…』




自分だけではなく、炭治郎くんも雛鶴さんを助けるために呼吸を使い、自分が斬った手とは反対の鬼の手を斬っていた

そう理解した途端、今までに感じたことのない様な痛みが全身を走った




『ガハッ!!』



ボタボタと一気に血が口から流れ出る




「A…!!ゲホゲホ」




炭治郎くんがそれに気づき、近寄ろうとするのを手で止める





『私は…いいから!早く、雛鶴さんを…』





そう訴えると、炭治郎くんは私を泣きそうな目で見たあと雛鶴さんの元へ寄っていく



私は目だけ動かし、雛鶴さんの様子を見る





『(良かった、目立った外傷は一つも見当たらない)』




守りきれたんだ





「栗花落A、竈門炭治郎!!

お前らに感謝する!!」



宇髄様は鬼の頸に刃を向けながらそう叫んだ




___________


善逸side




「だあああクソ!向こうは頸斬りそうだぜ!!」


伊之助言ったその言葉に自分も帯を斬りながらチラッと一瞬だけ見ると宇髄さんと炭治郎が男の鬼に刃を向けているところだった



だが、そこにAちゃんの姿は見えない



Aちゃんは簡単に殺られる筈がないと頭の中で思っていても心配で仕方ない


帯を斬りながらチラッチラッと探していると炭治郎達から少し離れた場所に倒れているのが見えた




_______________

小噺


花の呼吸_序華ノ型_一蓮花紅

※本作品オリジナルの技であって原作と一切関係ありません。


技の詳細

身体能力を極限まであげる技で、この技を使うと周りの雑音が全て遮断され、自分自身の要らない考えもなくなり、スッキリした状態になります。

Aさん自身が編み出したオリジナルの技です




※ここから先単行本19巻の話含みます






カナヲが使った終ノ型が文字通り終わりの型であれば、Aさんが使った序華ノ型は始まりの型です。




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はる(プロフ) - パン子さん» パン子さん、ありがとうございます!不定期ですが頑張りたいと思います! (2020年6月28日 9時) (レス) id: 16fe8179b0 (このIDを非表示/違反報告)
パン子 - 更新がんばってください! (2020年6月27日 7時) (レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - おもちさん» おもちさん、毎度コメントありがとうございます!癒されて下さって私も嬉しく感じます(照)物語の最後は衝撃的な展開を書く予定ですので楽しみに待ってて下さいね! (2020年6月24日 22時) (レス) id: 16fe8179b0 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - やっと来れましたー!忙しい中で善逸、栗花落ちゃんを見て癒されてます!展開が楽しみで仕方ないです^_^ (2020年6月23日 4時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2020年6月21日 0時

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