鎖

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竹谷side


土井先生が投げた爆弾のおかげで、ギリギリ助かった俺たちは、怪我を負った六年生を手当するために校舎に入った。


俺たち五年生は、手当てをしながら外の様子を見張っていた。




火「あなたも、火薬に詳しいんですね。僕もです。僕も火薬好きなんですよ。」

土「知るかよｯ!!」




土井先生が防戦一方…。あの忍…相当な手練なんだろう。

それより北では、山田先生があのくノ一…俺を人質に取ろうとしたくノ一と戦っている。




杠「わお、思ったより強い。」

山「余裕かましてると痛い目みるぞ！」

杠「ハイハイ、私…忍者の三禁きらいなんだよねぇ。」




山田先生も、防戦一方…ではないがかなり必死。というか、あのくノ一が山田先生を完全に遊んでいる。本気を出されたらまずい…。


東側では、あの4人の忍のリーダーらしき人物と、もう1人がそれ以外の者たちを相手に戦っていた。




鬼「思ったより人数いるな。A様はまだか…。」

影「遅いっすね。まぁ、あの方のことだし、なんか策でもあるんじゃないっすか？…っ、あっぶな。」




2人VS数十名…。なのに互角…。そういえばさっき、あのくノ一が"追加組"って言っていたような…。



この状況でさらに敵が増えたら…。






善「乱太郎ｯ!!」

乱「先輩ｯ!!」





!?
乱太郎が…人質に…。





『警戒してるのか、してないのだか分からんな。』


潮「貴様…！」





A…本当に雰囲気が変わっちまったな。





竹「乱太郎を、離せ…A。」


『なんだ覚えてるのか。心外だな。竹谷八左ヱ門。』

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