鎖 (ページ14)

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夢主side

杠「忍術学園の者たちは、まだ学園におりました。しかし、もうすぐ退くようですね。
我々と戦うつもりです。翌日には、準備を進めるとか。」

影「もうそこまでわかったのか！すげぇな杠！」

『よくやった杠。助かったよ。』

杠「ありがとうございます。少し、学園内に侵入しました。」

杠は潜入得意だからな。
潜入頼んで数時間で帰ってきた。

杠「あ、それからもう一点。」

実「どうかしたか？」

杠「タソガレドキ、兵庫水軍、山田利吉…その他にも数々の手練がこの戦闘に加わるようです。明日には、奴らはもう学園内を出るでしょう。」

『そうか。』

…では攻め入るなら、奴らが学園を出る寸前、またはまだ学園内にいるとき…。

それか、もう今すぐに行くか…。

『鬼影、影丸、火澄。』

「「は！」」

『お前たちは、杠と一緒に先に学園に乗り込んでおけ。奴らが出発する直前に合図をしろ。頼むぞ、杠。』

杠「はい！」

『他の者は忍術学園付近で待機だ。合図を待つ。実炙、指示を頼む。』

実「了解。」

『では解散だ。』

鬼「あの、A様は？」

『ああ、私は長に今のことを報告してから加わる。』

予想以上に、大きな戦いになるかもな。

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竹谷side

ー忍術学園ー

俺たちは、寝ていた後輩を起こし岩隠れとの戦闘について知らせた。

翌日には準備をして、忍術学園から退かなければならないからな。寝ているところ本当に済まないが起こすことにした。

ちなみに、園田村へ行くことにしたらしい。地形などを考えると、園田村が確かに適地だ。

上級生は、これからひと足早く準備を始める。

協力してくださるプロ忍の皆さんの顔も覚えなければならない。

各々必要な武器や道具と、筆記用具などを持ち、火薬などを荷車に乗せる。

これは明日、用具委員と火薬委員で運ぶらしい。

プロ忍の方々が学園に到着し、顔合わせも終わり、準備は整った。

あっという間に夜は明けた。

委員会ごと集まり、ルートを確認。

固まっていくのは良くないという事だったので、バラけて行くことになった。

1つの委員会に先生とプロ忍の方が数名ずつ。

いよいよ出発する。
朝礼台の前に並び、学園長先生の話が始まる。

とその時、

立「何か、変な匂いがしないか？」

綾「!!立花先輩、この匂いは…！」

虎若(以下・虎)「火薬だ…！」