新門紅丸生誕祭番外編！:「特別な日の嫉妬。」伍 ページ27
・＊・＊・
暗くて月の光しか当たらない廊下を2人で歩く…。
少し息をきらしながら、紅丸さんを引っ張って歩く私と、お酒を一気飲みしてぐだぐたになりながら歩く紅丸さん。
紅丸さんを縁側の床に寝かせ、縁側の戸を少し開けて風が入るようにする。
『はぁ……、、
もう！何でこんなになるまで飲んだんですか！！;;』
「………」
頭に手の甲を当てながら寝っ転がってる紅丸さんの横に座り、酒瓶に一気飲みしたことについて、くどくど私は問い詰めた。
『大体、この前も同じようなことやらかして、居酒屋さんのおじさん達にご迷惑をかけたばっかりじゃなですか！なのにごくごくあんなに飲んで…。
何考えてるんでs……っわ…？！』
文句をぶつぶつ呟いていると、腕を捕まれ、急に後ろへとひかれて倒れ込んでしまった。
『………っ…え……？』
急に身体を後ろにひかれたと思ったら、顔の横に手を置かれ、紅丸さんが私の上に跨った…。
ひんやりした床の感触が背中に伝わり、ぼーっとしていた意識を現実へと引き戻した。
『っ…ぁ…、あの……！紅丸さっ………！？』
「…お前は……」
頭の整理と今の状況に着いていけずに混乱してじたばた暴れる私。
月の周りを囲うように曇っていた雲がゆっくりと晴れ、白く輝きながら顔をだした…。
「警戒心ってのがねェのか？」
そう言った直後、私が逃げられないようにじたばた暴れる私の足と足の間に膝を入れた…。
流石にその行動に固まった私は、流れるように紅丸さんを見てみると…
さっきまで酔いつぶれて真っ赤になっていた顔は、
いつもの意地悪な顔に戻っていた…。
紅丸さんの背後で高く高く光る月は、まるで……
まるで、私たちに光を注いでいるようだった…。
「はぁ………。お前、騙されやすすぎだろ…」
『…っえ…………、べに…まるさ…？
さっきまで、酔って……。』
「…酔ってたのは広間で他の奴らと飲んでたときまで
だ。」
『いや、でも！酒瓶一気飲みしてたじゃないですか…！！;;』
「あぁ〜…あれか。ありゃ飲んだ振りだよ。」
『なっ…！！何でそんなこと…！』
私は、ここまでずっと酔った振りをしていたことに
今更気がついた…。
「ﾌｯ 何で？…んなこたぁ理由は簡単だ…。
お前を独占出来るからだよ……」
それぐらい気づけ。と呆れるように鼻で笑った後、
紅丸さんは目を赤赤と光らせながら、体を密着させてきた…。
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いあ。(プロフ) - 夢主のラッキースケベられ発動(紅丸相手の時だけ)が見たいです！で、治った時に紅丸が今まで我慢したんだから……的なのが……(趣味丸出しですw)これからも頑張ってください！Twitterフォローしました！ (2020年2月27日 1時) (
レス) id: 66609dd94a (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - リクエストってしていいんでしょうか？ (2020年2月22日 22時) (レス) id: 55fd3da7df (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年2月19日 8時
