あっちを向いて【草薙寧々】

『寧々のことが、好きなの』

彼女はわたしに、そう言ってくれた。

両想いだってわかって、心の底から嬉しかった。
……でも、誰よりも大切なあなただから、傷つけたくない、嫌われたくないって臆病になってしまうんだ。

わたしじゃ釣り合わない。恋人にはなれないよ。

――お願いだから、あっちを向いて。

***

草薙寧々ちゃんとのこじらせ百合夢。
『こっちを向いて【天馬司】』という作品の寧々ちゃんルートとなっております。

設定としては
寧々ちゃん→│壁│←(名前)ちゃん←司くん
という感じです。(ちなみに残念ながら『壁愛され』ではありません。ここでいう壁は二人の間のすれ違いのことです)執筆状態：完結