【ハイキュー】音駒の3年マネージャー① (ページ12)

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おばけページ12

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そして、しばらく経つと戻ってきたのは黒尾ではなく、研磨がボソボソと何かを言いながら私たちの横を素通りする。

「っ研磨、どうしたの？」

まさか乗っ取られた！？と頭の中を過ぎる除霊方法を試そうとしていれば、研磨はフラっと立ち止まって、真っ青な顔で私たちを見回した。

「目立たないためには、…どうすれば」

そう言い残して、あっという間に校門の外へ出て行ってしまった研磨。

何が起きたのか分からず、立ち尽くす私たちは、この後の部活で、部室棟の幽霊の正体はゲームをする研磨であったことを知ることになる。

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次の日。

「っなんだその頭！！」

一年生と体育館のモップがけをしていると、虎の大きな声が聞こえ、驚いて声のした方を向けば、金髪姿の研磨が視界に入る。

一体どうした！？という全員の総ツッコミを他所に、研磨はちょっとだけ満足そうな表情をしている。

「黒髪は目立つって言われたから…」

「「っ余計目立つわ！！！」」

のめり込むようにツッコミを入れる夜久と虎に、黒尾の馬鹿みたいな笑い声が体育館に響く。

困惑したように研磨が昨日のことを話すと、虎がこと細かく説明を加え、逆に目立ってしまうと気づいた研磨は、死んだ魚の目で練習し始めた。

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