検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:31,281 hit

episode 38 ページ38

『はい、私が映画監督を志したのは中学生の時に見た悪人です。公開は小学生の頃でDVDで見ました。映画を見るのは普段からよくするのですが、いつもはない感情が幾つも生まれ、心を突き動かされ..............』




私は、志望大学のAO入試を受けに来ていた。




万全に準備したからきっと、大丈夫。



用意したシナリオを学生さんに渡して、それを私が撮る。




ここのAO入試は変わっていて、芸能プロダクションのオーディションと言っても過言ではない。




才能を、見出すオーディションだ。




正直、学力なんて関係ないに等しい。





その人に、輝くようなセンスがあるかどうかが問われてくる。






オーディションが終わって、大吾に連絡して、プラプラ歩いて、家に帰った。




終わった後は、ホンマに腑抜けみたいに力が抜けた。




先生と入試プランを相談して、日芸1本。
センターで点が良かったら大阪芸大。
一般まで残るようであれば、アカデミー賞を総ナメすんじゃねぇかの映画大。



監督になる為に、制作関係につくためにと考えた結果、これしかなかった。



流石に早稲田行く頭ないし。
行ったって落ちこぼれになるのなんて目に見えてる。
それに首都東京は理系じゃないと無理とか、東京芸大は大学院からとか考慮した結果こうなった。


親もそんな早稲田まで望まず、お父さんが日大の卒業生のせいかおっ!日大か!いいぞいいぞ!と別に困ることなく話は進んだ。





で、一次選考は無事合格し、二次選考があって。





10月12日。





『失礼します。重岡先生いらっ「おおっ高橋!結果やな!結果!」



担任の重岡先生。



三年目の3年生は初めての新米先生。
やけど、頼りになる。




『はい!』



重岡「先生もな〜まだ見てないねん!黒石先生は早く見よう言うんやけど、担当俺やからさまだ見てないねん!生徒と同じ気持ちが大事やろ!」



『ですね!』



重岡「よし、じゃあみよっか!日本大学芸術学部っと!」



重岡先生は嬉しそうにアクセスして結果を見れる直前の画面まで動かす。




重岡「よし、行くで」




『はい』




パッと映された画面。






受験番号は、しっかりと覚えている。






番号を順に辿っていく。

episode 39→←episode 37



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
116人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はつね(プロフ) - もう読み終わったあと涙やばかったです!!続きが気になります (2020年4月16日 2時) (レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きい | 作成日時:2018年3月1日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。