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episode 37 ページ37

彩織「あんたらいい加減にして。紫耀、学習してよ。芝居だよ?芝居。最後のシーンもう一回する。紫耀がAに手だそうとするから!皆さん、すいません。最後のシーン仕切り直します!A、ごめんね。紫耀が。あの2人、そっぽ向かせといて」



流石彩織だ。


私なんかと違ってちゃんと対処できる。



私、何も出来なかったな。なんて。





シーンはもう一回仕切り直して、元々の芝居は良かったため、盛況に終わった。




大吾「もーホンマに紫耀のせいで〜」



『ね〜またそれ?』


大吾「またそれって!!あのな、紫耀のせいで俺のいいシーンと集中力が台無しに......」



『分かった!分かった!』



大吾「それにさっきからめっちゃ視線感じるし.........」



2人で店を周り歩く。



さっきから大吾はそればかり。



『仕方ないやん。もう時間は戻ってこうへんのやからさ』



大吾「戻ってこうへんのは知っとる!やけど、許せん!紫耀許せん。許せん。Aにキスしようとするなんて............」



『ごめん、なさい』



大吾「よー分かったろ。ガード緩いって」



『うん』



今回でよく分かったこと。



大吾は意外とヤキモチ焼きで。




『キスしたら、紫耀との事帳消しになる?』




大吾「はあ!?お前、こんなとこで何言ってんねん!!!」






照れ屋。




『私はいいよ。いっちゃんとのこと消したいし』



「おま......ここ学校」



『うん、知ってる』



「こっち来い」



そう言って大吾は空き教室まで私の手を引き、カーテンに隠れながらキスをした。

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はつね(プロフ) - もう読み終わったあと涙やばかったです!!続きが気になります (2020年4月16日 2時) (レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2018年3月1日 14時

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