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episode 28 ページ28

大吾のクラス、3年1組は劇をやるらしい。
ホンマは、私らのクラスが劇やって、脚本書いたろって思ってたんやけど、やろうとした所、私と紫耀が主役でしかも恋愛モノでキスシーンがいいという意見が多発した為、断念。
脚本は演劇部の顧問の先生に頼んだらしい。



『行くいく!大吾主役やし』



大吾は、委員会の人間で中心メンバーであることと、ビジュアルとノリで選ばれたらしいんやけど、そこらの俳優より芝居が上手いらしい。



紫耀「大吾の芝居楽しみやな」



『紫耀はいっちゃんやろ?』



紫耀「よう分かってるやん」




彩織「紫耀いるー?」




衣装を着た紫耀の彼女のいっちゃん。
私の幼なじみ。




その後にひょこっと顔を覗かせる私の彼氏。




紫耀「彩織みてー!どう似合っとる?」




彩織「似合っとるよ!」



紫耀「彩織、それ劇の衣装やんな?」



彩織「そうだよ」



紫耀「可愛い!おい、大吾。何彩織の後ろに隠れてんねん!嫉妬かなんか知らんけど、ささ彼女のとこいけ」



紫耀がそう言うと、いっちゃんが隠れていた大吾を



大吾「いたっ!何すんねん!柏木!」



彩織「西畑に痺れ切らしたわホンマ。ずっとソワソワソワソワ。呆れるわ!」



いっちゃんがそうするのも仕方がない。
いっちゃんの後ろでたまに私をチラッと見てはもじっとして。



まあ、そうなるのも私達が付き合っているということをあまり周りに伝えてないから。
紫耀がブァーって広げたから結構知ってるけど、周りの目を結構気にするから。





『大吾、それ劇の衣装?』




結局、私から話しかけることにした。
本人はきっと、多分それを望んでただろうから。

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はつね(プロフ) - もう読み終わったあと涙やばかったです!!続きが気になります (2020年4月16日 2時) (レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きい | 作成日時:2018年3月1日 14時

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