ハッピーエンド (ページ23)

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episode 23 ページ23

8月中旬＿＿＿＿＿＿

廉「A先輩！1年が予算オーバーしそうなクラスがあるんですけど.......」

『どれくらい？』

廉「2クラスです。2組と5組」

『2組が縁日、5組がバニーカフェ。んー縁日とか景品高くつけてるんやないの？今のとこ、予算キツイからあげることできへんって伝えといて』

廉「分かりました」

学校祭も徐々に本番へと近づいていきます。

紫耀「サッカー部の永瀬、ええ働きっぷりやね。安心やわ」

『確かに』

１年生の副委員長、永瀬廉くん。
かっこよくて、手際が良くて、リーダシップがよく取れるから、有難い。

大吾「A、紫耀、文化祭の中庭のレイアウト考えろって生徒会から来てるんやけど、一緒に考えよ！」

『了解！』
紫耀「おう！」

大吾と付き合い始めて少し。
デートにも何度か。

だけど、毎日フル稼働です。
学校祭の後にすぐ、AO入試がある。

大吾「全校制作の生徒会のヤツ、レイアウトどうする？全然合わへんのんやけど。」

紫耀「手形は中庭ステージに貼る！」

『一人一人目標書いたピラピラは？』

紫耀「それは..........まあ適当に貼ればええやん！」

大吾「おい、紫耀。それはアカン！」

『紫耀それも考えてや！』

紫耀「じゃあAなんか案あるんか？」

変わったことといえば、紫耀と呼び捨てで呼び合うようになったこと。

『フラッグを吊るすってのがまず、なんか........同じ色を1列ブロックやけど、ブァーもダサいし..........あ！Tシャツ作る！表は今からでもデザインすぐにでも募って、裏には目標を一文字で！服の色はブロックカラー。クラスTもあるけど、学校Tも作るみたいな。ブロック所属がない先生は.......黒とかピンク！それ着て、体育祭で皆で踊るの！徹夜になるけど、曲は今日決めて。どう思う？無謀かな？』