トリップしてきた2人の女子が幼少期から進めていくとこうなりました

冬　第8話　二次元の悪役モブは見分けやすい ページ29

どうも皆さんももかです
先刻、例の風船ぶりっ子女のせいで気分がダダ下がりです!!(宇宙人じゃないよ)
まあこうして気分転換がてら松下村塾へ少し遠回りをして帰っているのだけれども
二度あることは三度あるものだ
少し奥の道で喧騒の声が聞こえた
状況確認のため近くの茂みに身を隠して窺っていると、ガラの悪い侍3人と親子3人が言い争い
というより侍達が親子を恐喝していた
話を聞くと子供が侍の一人にぶつかり、侍が骨が折れたから金をよこせと騒いでいるようだった
いやあ、どこにも基地外はいるもんだ
子供が少しぶつかったくらいでなんでバカ騒ぎしてんだよ、骨粗鬆症ですかコノヤロー、そんくらいでイライラするなら牛乳飲めや
よくよく見ると巻き込まれていた少女は何処か見覚えがあった
記憶をたどるとすぐに思い出した
薄茶の綺麗な髪に茶色の瞳、少し気弱な雰囲気、
沖田ミツバその人だった
まだ背が低くて父と思われる人物にしがみついている
とてつもなく怖いのだろう
(ミツバ編めっちゃ泣けたなあ)

そう考えると侍たちに怒りが込み上げてきた、子供の前でギャーギャー騒ぐんじゃねえ、トラウマにさせる気かコノヤロー

(雪時)「おい、おっさんたち何よってたかって彼女いじめてんの？
　 あとそのなにその俺様気取りな態度ダッセーｗｗ」
(侍)「あ”？当然だろ骨折れてんだから、慰謝料貰わねえといけねえんだから。あと俺らはダサくねえぞガキが」
(雪時)「うっわ、最後のセリフ重いっきし気にしてることバレバレじゃん、ダサさ倍増」
こりゃ頭の病院に“わざわざ”連れて行ってあげる前に荒治療を施さなくちゃ
侍は激高した(光の速さで走ったローマ人じゃないよ)
まあ理性を失った動物ほど扱いやすいものは無いからな

この隙に
(雪時)「ささ、今のうちに行きなせぃ、幸せに過ごせよぉ」
僕は盾になるようにして沖田一家を逃げさせた
最後の言葉は本心だ、最期を知っているとどうしてもこの思いを禁じ得ない
(ミツバ)「ありがとう、お姉ちゃん」
両親も感謝の言葉を述べ、ミツバを連れて逃げていった

(侍)「あ”あ”！？おい手前ら、金くらい払いやがれ」
(雪時)「馬〜鹿アハハ、面!!」
うん、どうしようもない馬鹿の特効薬にはこれだね(^^)v
上には注意を払っていなかったから、背中を踏み台にしてそれぞれの脳天に蹴りを入れた
ジェットストリームアタックじゃないよ
つーかやっぱり金目当てかよ、ああゆう大人にだけはなりたくないもんだ

冬　第9話　推しの幸せを願いたいのは万民共通→←冬　第7話　プライベートで遭遇するクラスメイトほど会いたくない者は無い

• 金　運: ★☆☆☆☆
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