冬 第3話 何が大事って、起承転結の転だ ページ24
授業後の教室は誰もいなくなった
そして教室に隣接されている道場に竹刀を持ち、ひたすら素振りを打ち込んでいる少女がいたが訝しげな表情をして止めた。
ある女性が道場内に入ってきたからだ。
(あかね)「雪時くん、ここにいたのね、心配したわ」
僅かに眉を寄せた、訝しげな表情をしたままの少女はようやく口を開けた
(雪時)「先生…。さきちゃん知りませんか?」
(あかね)「知りませんが、というか皆雪時くんが来るのを昨日から待っているのよ」
(雪時)「もう一度言ってやるから耳の穴かっぽじってよォォく聞け、さきちゃんは何処にいるんですか?隠しても無駄ですよ。」
(あかね)「隠す必要なんてないじゃないの、皆は約束の場所に行っているしさきちゃんもきっとそこにいるわ」
(雪時)「約束の場所?嗚呼、たった今松陽先生が向かっている”港”のこと?」
一気に道場内の空気が硬直した。狭い空間であるこその強い緊迫感から逃れられずにいる。
(あかね)「…何を言っているの?」
(雪時)「多分、今頃“本物”のあかね先生も回収されているはずだな」
(あかね?)「あかね先生は私に決まっているじゃない。何を言って…」
(雪時)「約束」
(あかね?)「!!!」
(雪時)「今の道場にいるのは、アンタと僕だけ。アンタが本物のあかね先生なら二人で居る時の呼 び名で呼ぶはず。そういう約束をした。一種の信頼関係の証拠だ。それをなんだアンタは何度も何度も“雪時くん”と呼んでよォ。全く気味が悪ィ。あかね先生はちょっとやそっとで約束を破るような人じゃねえんだ。
手前は誰だ?」
冬 第4話 度が過ぎたぶりっ子:【特殊能力】場の空気を可能な限り凍らせる→←冬 第2話 授業は睡眠時間
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
銀狼 - ども銀狼詩音の銀狼です。詩音さんが忙しく、ながらく更新していませんが、ここで、終わることはないのでよろしければ、お気に入り追加したままで温かく見守ってもらえるとありがたいです。 (2020年9月4日 17時) (レス) id: d2351e840d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼 - ども銀狼詩音の銀狼です。お気に入りしてくださりありがとうございます。これからも更新遅いと思いますが銀狼詩音のトリップしてきた2人が幼少期から進めていくとこうなりました をよろしくお願いします。 (2020年1月10日 0時) (レス) id: d2351e840d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼 - 銀狼詩音の銀狼です。コメントしてくださりありがとうございます。 (2019年7月19日 16時) (レス) id: d2351e840d (このIDを非表示/違反報告)
銀狼 - ども銀狼詩音の銀狼です。笑えてもらえたなら光栄です。あと、大丈夫です。(*`・ω・)ゞ (2019年7月19日 16時) (レス) id: d2351e840d (このIDを非表示/違反報告)
驫 - 何か笑えるんですけど(笑)これ、大丈夫なの?ww (2019年7月14日 15時) (レス) id: 256ce1cc76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:銀狼詩音 | 作成日時:2018年11月1日 0時