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同室への挨拶の段 ページ10

一通り説明が終わった後、私は同室の子とクラスメイトの子へあいさつに行くことにした。

『えーっと...4年の長屋はどこだっけな...』

私はヘムヘムが書いてくれた地図を頼りに進んでいた。ここ忍術学園のせいか、めちゃくちゃ入り乱れてるんだよなぁ...まぁ、なんとか辿り着くしかないか。

『あった...!疲れた...』

私がその部屋のふすまを開けると、中で座っていた金髪の子が私に視線を移した。

?「あ、君が学園長先生が言っていた子かぁ!」

『...そうらしいです。』

タカ「僕は斉藤タカ丸。元髪結い師だよ〜。4年ろ組にいるけど、ホントは15歳なんだ〜」

『そうなんですね。私は来崎A。13歳です。よろしく...です。』

タカ「敬語は外してもらって構わないよ!そうだ!せっかくなら今からい組の方へ行こう?案内するよ」

『...え、?あ、ちょ!』

私はわけがわからないままタカ丸先輩?に連れられた。そしてある部屋について彼が襖を開けると、4人の同じ姿の人がいた。

平「お!タカ丸さんがようやく戻ってきたぞ!」

私はびっくりしてタカ丸さんを盾にした。

綾部「おやまぁ。滝夜叉丸早速怖がられてるんじゃない?」

平「うるさいぞアホハチロ〜!」

タカ「大丈夫だよAちゃん。みんな怖くないよ」

『いや...そこにいる茶髪の子に少し驚いただけです。急に盾にしてごめんなさい』

私はタカ丸先輩の背中からひょいっと姿を表した。するとみんなが私の姿をまじまじと見てくる。

田村「なんで耳に穴が空いているんだ?」

『あぁ...おしゃれの内の一つ...とでも言っておきましょうか。舌にも開いていますよ』

私はほらと言わんばかりに舌を出して見せる。その様子を見て、みんなが興味津々に見てくる。

浜「それ...痛くないのか?」

『開けるときは...痛いですかね。多分』

『えっと...申し遅れました。来崎Aです。あなた達は...』

平「4年の中で実技も強化も一番!4年い組のスーパースターこと、平滝夜叉丸です」

綾部「同じくい組の、綾部喜八郎で〜す。」

田村「4年ろ組の、田村三木ヱ門だ!」

浜「同じくろ組、浜守一郎!」

『おぉ...個性派多いな...』

「「「「「ってことで、よろしくね!」」」」」

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作者名:Kira_Leis | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/KiraKiraAHO/  
作成日時:2023年5月26日 9時

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