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目が覚めると 周りには たくさんの機械と
点滴のチューブが私に繋がれていた
目線を動かしてみると
西『 坂元 … ッ 』
目から涙を流す 西谷がいた
目が覚めてる私に気がつかないのか
うわ言で私の名を呼んでいた
「 … し 、のや … 」
出せる声ギリギリで 彼の名を私は呼んだ
西『 っ!坂元、! 』
彼は 私に気づき、すぐにナースコールを押した
西『 … よか、った … 』
西谷が 泣き笑いを浮かべている
「 … に、しのや、けー は ? 」
精一杯 圭は?と聞く
西谷は、悲しそうな顔をすると
首を横にフルフルと振った
「 っ … 」
私も 涙を流した
二人で静かに 大切な人の事を想い泣いた
医者が来て 親が来て 話をしてたけど
西谷と私は 泣いたままだった
葬式も 終わってしまったらしく
聞けば 私は 5日間 眠っていたそうだ
あの1年生たちは 少年院へ行ったらしい
何時間か過ぎた頃
西『 坂元… これ、圭のポッケから 見つかった 』
渡されたのは 小さな紙
西谷が 目の前でその紙を開いてくれた
圭のあの綺麗な字で
【 Aへ
俺は Aのこと信じてるから
だから、
また笑ってバレーしような?
俺にまた強烈なサーブ打ってくれよ?
絶対取るからさ
また、夕も含めて三人で――― 】
と 書かれていた
っ、私のせいだ
私は そう直感で思った
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FLOWER(プロフ) - ひらさん» 続いて返信すみません、笑 本当に嬉しいです\(^O^)/ (2014年9月25日 18時) (レス) id: 05af8d40e7 (このIDを非表示/違反報告)
FLOWER(プロフ) - 華さん» 格好よく見えてるとは、嬉しいかぎりです!有難うございます!! (2014年9月25日 18時) (レス) id: 05af8d40e7 (このIDを非表示/違反報告)
FLOWER(プロフ) - ひらさん» 有難うございます!!嬉しいです(*´罒`*) (2014年9月25日 18時) (レス) id: 05af8d40e7 (このIDを非表示/違反報告)
ひら - こんなの書けるなんて凄過ぎます!これからも応援しているので、小説の続き待っています。ファイトです! (2014年9月25日 18時) (レス) id: a5ea742232 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 赤葦さんカッコイイです!頑張って下さい! (2014年9月23日 17時) (レス) id: b61feb9adf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:FLOWER | 作成日時:2014年8月26日 20時