ウチの子【K.Ninomiya】 (ページ26)

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仕事も終わって、5人で目的のお店に入る。

どうやらAがいる部屋は俺らの部屋の隣のようで(笑)。

潤「とりあえず、乾杯する？」

「「「お疲れ様！かんぱ～い！！」」」

久々に5人で飲むもんだから、何だか楽しくて、真面目な話からどーでもいい話まで盛り上がった。

その間、Aからのメッセージは1件もなくて。

……メッセージしろって言ったのに。

まぁ、新しい仕事でそんなことしてる余裕もないかと気持ちを切り替える。

いい感じにお酒も入って、他のメンバーと楽しく喋ってた時、廊下から楽しそうな笑い声。

……Aだ。

あと男？

俺らの部屋の前を通り過ぎていく。

メンバーも気付いたのか、会話を止める。

「……俺、ちょっとトイレ。」

雅「いってらっしゃ～い♪」

他のメンバーもニヤニヤこっちに手を振ってる。

トイレに向かおうと角を曲がるとAと男が話しているのが見えて、反射的に隠れる。

よく見るとその男はこの間入ったスタイリストの男の子で、Aと何やら話してる。

男「Aさんのデザインしてる服ね、俺かなり好きっすよ！よく使わせてもらってて！」

A「えぇ～本当！？すっごい嬉しいなぁ～♪」

男「良かったら話聞きたいっす！このあとうち来ません？実は最近デザインにも興味あって、ちょこっとデッサンしてたりするんですけど、良かったら見てもらえません？」

A「そうなの！？すごいね！行く行く！見せてよ♪」

「…………。」

ウチの子、やっぱりバカでした。

普通、男の家にほいほいついて行こうするか！？

ってかやっぱり酒飲んでるじゃんか！
飲めないくせに！

ってことでね？
二宮さん登場です。