ウチの子【K.Ninomiya】 (ページ35)

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② ページ35

「は！？今から？」

A「うん！かずくん、教えるの上手いんでしょ？はるかちゃんにも教えてたじゃん！」

「教えてたけど…何を教えるの？今、GUTS！は踊れてたでしょ？(笑)」

A「愛を叫べがいい！」

「あれ、意外に難しいのよ？」

A「うん！だから、かずくん教えてよ～！」

「本当に踊れるのかね？(笑)はいはい、わかりましたよ。」

動きやすい格好に着替えて、Aに手取り足取り教えていく…んだけど。

…アナタ、案外上手いじゃない。
予想外！(笑)

「何か、のみ込み早くない？意外なんだけど(笑)。」

A「そう？これでも一応学生時代は結構本気でダンスやってたことあるんだ～♪」

そう言って得意げな顔をするA。

「そうなの！？初耳だわ。じゃあセンスあるのね？…はい！じゃあ、通しでやってみて？」

A「はい！先生！！」

・

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A「～♪ ダーリンダーリンダーリン
おめでとうこれこそがトゥルラブ
おめでとう俺たちのトゥルーラブ ♪～」

最後のポーズまで完璧に踊っちゃったウチの子、天才だわ(笑)。

A「できたー♪」

「すごいじゃん！」

A「かずくん先生、教えるの上手！お礼に…」

！？

俺に近寄って来たかと思うと、肩に手を乗せて、つま先立ちしてほっぺにチュって…。

すぐ離れて何事もなかったかのように、また "わーい！できたー♪ " ってはしゃいでる(笑)。

「ねぇ。今の、もう一回やって？」

A「え？もう一回踊るの？」

「違うわ！(笑)もう一回お礼してって言ってんの！」

A「え！お礼は一回だけだよ！もうやんないもん！」

「…………。」

そんな口ごたえをするから、Aを引き寄せて大人なキスをお見舞いしてやった！(笑)

"もう！かずくんのバカ！" って怒ってるA。

そんな怒ってる顔すらも可愛くて…ヨシヨシってしてたらAのパンチがお腹に入る。

「いてっ！」

A「お返しだーい！」

最近、結構ガマンしてたんだからさ。
これくらい良くない？

ねぇ、みなさん(笑)。