ウチの子【K.Ninomiya】 (ページ34)

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Let's dance！ ① ページ34

雑誌の取材を数社こなし、バラエティのロケもやって帰宅したのは22時頃。

「ただいま～。」

……？

いつもならすぐ玄関までお迎えに来てくれるのに、今日は全然来る気配がないウチの子。

なんだよ～。

仕方なく靴を脱いでリビングへと向かう。

…ガチャ。

A「～♪ VIVA 青春胸を張れ～
キミは一人じゃないさ ♪～」

リビングへの扉を開けた瞬間、目の前に広がった光景。

ウチの子、踊ってるんですよ(笑)。

サビが終わって、人の気配を感じたのかパッと振り返るA。

A「あ！かずくん♪ おかえりなさい！」

そう言っていつものように駆け寄って、俺の胸に顔を埋めてるA。

そんなAの頭をヨシヨシと撫でる俺。

「で？何してたのよ(笑)。」

質問を受けて、俺の腕の中で一生懸命顔をこちらに向けるA。

A「しやがれでね、はるかちゃんがGUTS！踊ってたから、私も練習してたの！」

「ふーん。でも何でアナタも練習するのよ？(笑)」

A「だって、私も踊ってみたかったんだもん！それに、今度ね？VS嵐で曲披露する時の衣装、私が担当になって！ダンスを踊れるようになったら、どんな衣装が踊りやすいかとかわかってデザインしやすいでしょ？」

「へぇ！Aが作るんだ？それは楽しみ♪」

A「んふ♪ だから、かずくん！ダンス教えて？」

そう言ってAは小首傾げて、にっこり笑った。