今宵、復讐してもいいですか？

肌断食 ページ6

"肌断食、始めてみます。"




から数週間たったある日のこと。




「あきちゃーん。今、凄くニキビとかできて肌が荒れてる」




「そりゃ、そうよ。言ったでしょう始めは凄く肌荒れする、みたいなこと」




言っていたような気がします....。




「ニキビひどいから洗顔したい」




「だーめ。肌断食は始めが戦い時なんだから」

　


「えー」





.





.




.




.




.





.


２か月後



慧が珍しく寝坊して、あきちゃんの部屋に行った。




「あきちゃん、最近肌にハリが出てきた気がする」
　


ドン、扉をかなり豪快に開けながら言ったら凄くビクッとして




「本当？よかったじゃん」




眠そうでとても素っ気ない態度。




もう少し驚いてよ。でも仕方ないか。




始めは心配だったけど...今はもう最高。
※個人差があります。




満足しかない。




すると部屋の扉から声が聞こえて




「A〜行こ」





慧の声だ。私はうん、そう答えて部屋を出ていった。




学校へ着くと慧にバイバイして、自分の学年の棟へ行く。




今日は早かったのか教室には誰も居なくて鍵もかかっていた。




職員室へ行って鍵を貰い、教室の鍵を開けて教室へ入り、いつもの机と椅子に鞄を置いた。




「ふぅ」




伸びをしているとガチャ、と扉が開いた。




その音の方へ顔を向けると




「おはよ、Aｻﾝ」




手をヒラヒラ降っている小さい彼は知念侑李。




黙ったままも良くないと思ったので




「おはようございます」




と素っ気なく返した。




そしてその後彼は椅子を私の席に近づけて




「そういえばさ、最近痩せたよね？」




と上目遣いで首をかしげる。




か、可愛い。




彼は続ける。




「最近、涼介とかも可愛いってさ、言ってた」




え.....それって....？

も、もしかして！？→←もっと

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す