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偽装 ページ10

今、私は何故、知らない男の人達と知らない車に乗っているのだろうか。

朝起きて、学校へ行く用意をして、皆と一緒に登校してた。

学校の中では、いつものメンバーと楽しく喋っていたり、先生の授業を真面目に聞いていたり。

下校時間になり、友達と話しながら家に着き、宿題を終わらせてから友達と遊ぶ為、いつもの公園でいつもの時間に着くはずだったのに。

楽しく遊んだ後は、家に帰ってお風呂に入り、お母さんの作ってくれた晩御飯を食べて、録り溜めたドラマやバラエティーを見まくる。

そして寝る前に明日の学校の準備だけして、早めに寝るはずだった。

いつも通りの日常を過ごすはずだったのに、何故だろう。

もう一度考えてみても、やっぱり今の状況が分からなさ過ぎる。

どうして知らない男達と知らない車に、私は乗っているのだろう。

ごめんね。と言いながら、私の腕を浅く切った傷口が痛み、擦りながら纏まらない思考を停止させた。

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作者名:童子 | 作成日時:2019年10月25日 8時

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