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「ね?
おかしいでしょ?」

「そうだね。
教えてくれてありがとうね。」

この子の話によると、ターゲットの性格は真面目で、正義感が強い女の子だったそう。

どこの学校に通っているとか、家がどこにあるのかも教えてくれた。

だが、それよりも重要な情報が聞けた。

ターゲットは養子だった。

産んでくれた両親の事は知らないそうだ。

養子だということは、育ててくれた今の両親から聞いたのだとか。

親子という割には、あまりにも両親と似ておらず、その事が気になり直接聞いたそうだ。

多分、その生みの両親が暗殺を依頼したのだろう。

ただ、その生みの両親が一体、誰なのか。

そこが最も重要は部分になるだろう。

「まさか、な。」

「え?
なんか言った?」

「ううん。
本当にありがとう。」

そう言って、教えてくれた子に手を振り、その場を去った。

「おい、新情報だ。」

『何何?
どんな情報?』

興味津々にハートが聞く。

「ターゲットは、養子だった。
もしかしたら、ボスの子供かもしれない。」

『え!?
それってまじかよ?』

驚くハート。

それはそうだろうな。

ターゲットがボスの子供かもしれないなんて聞けば、その反応をするのにも納得がいく。

『その情報も凄いけど、こっちも凄いよ?』

ダイヤが自慢気に話す。

「どんな情報なんだよ?」

『四人がいる場所と、多分だけどターゲットを匿っている場所、JOKERさんが持つ土地だね。』

「ダイヤ、それは本当か?」

『間違いない。
JOKERさんが来て、ターゲットの事報告してたから。』

「じゃあ、JOKERさんを徹底的に調べ、ターゲットの居場所を掴むぞ。」

少しの間があったが、分かったと返事があった。

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作者名:童子 | 作成日時:2019年10月25日 8時

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