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調査 ページ25

トランパーから脱出し、車中ではこれからの事について話し合われていた。

「で?
逃げれたのは良いとして、何処に行くんだよ?
アテはあるのか?」

不安そうに聞くJACK。

「とりあえず、Aちゃん所戻ろうよ!」

そう言ったQUEENに、戻れないと答えたACE。

「何で?
彼処なら安全だって、ACEが言ったんだよ?
それに、Aちゃん一人にしてるんだよ!?
絶対戻った方が良いって!」

「何か引っ掛かるんだ。
それにあの三人の事、忘れた訳じゃないだろうな?」

そう言って、ACEはバックミラーを一瞥した。

バックミラーには、遠くの方で走る一台のバイクが見えた。

「あれって、スペードのバイクじゃないか?」

バックミラーを確認したJACKが言う。

「まさか、俺達に依頼された任務を、あの三人が引き受けたって言うのか!?」

運転しているKINGが、ACEに聞く。

「そういう事だろうな。
あの三人は、俺達を調査していた。
色々と知っている三人に、改めて任務を依頼したのかもしれない。
だから、彼処には戻れない。」

「じゃあ、どうするんだよ?」

再びKINGが聞いた。

「撒くしかないだろ。」

「えー。
俺、そんなに運転技術高くないんだけど?」

「それでもやるんだよ。」

そう、強く言い放った。

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作者名:童子 | 作成日時:2019年10月25日 8時

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