結成 ページ40
｢はあ！？
俺は絶対嫌だね！｣
提案を出したACEに、JACKがキレる。
｢コイツは俺のハニーを滅茶苦茶にしたんだぞ！？｣
そう言って、ハートを指差しながら、ねじ曲がった銃を見せる。
｢それは、殺り合っていたんだから、仕方ないじゃんか！！｣
キレているJACKに、ハートが言い訳をした。
｢とにかく！
俺は絶対反対だから！！｣
断固拒否するJACKとは違い、KINGとQUEEN、ダイヤの三人は賛成した。
｢良いんじゃない？
皆、不審に思う点があったんでしょ？
なら、手を組んで皆で調べた方が、早いじゃない。｣
ずっと話を聞いていたAがそう言う。
｢俺は良いよ。
何か楽しそうだし♪
スペードは？
もう、トランパーとは関係無くなるんだからさ、ACEと仲直りしたら？｣
そう言ったハートが、スペードの方を見る。
｢、、、。
分かったよ。
トランパーについて、色々疑問に思う事が増えたしな。｣
観念したように、手を組むことに賛成した。
｢で？
後はお前だけだぞ？｣
そう言って、ACEはJACKの方を見た。
｢、、、。｣
｢JACK！
いつまでもウジウジしてないで、賛成すればいいのに。｣
｢うっさい！
Aに俺の気持ちなんか分かんねーだろうよ！！｣
はぁ、とため息をついたACEが、JACKを諭す。
｢JACK。
お前、行く所無いだろ？
俺達と一緒に調べないなら、これから一体、どうするんだよ？｣
｢それは、、、。｣
｢考えてないんだろ？
なら、一緒に調べるって事で良いな？｣
｢あぁ！！
もう！！
分かったよ！
一緒に調べて行きます！！｣
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作者名：童子 | 作成日時：2019年10月25日 8時
