総理 ページ49
−そして、現在−
フォーとサードの喧嘩を止めに行ったファイブを見送った俺達は、それをぼんやりと眺めている。
「こんな、のんびりとした日常が毎日続けば良いのにな。
なぁ、そう思わない?」
そう聞いてくるシックスに、そうだなと、返事をする。
然し、暗殺者である俺達には、こんなのんびりとした日常が続く訳が無いと、改めて知らされる事になる。
それは、急いで来たJOKERさんから聞かされる。
ガチャッ
扉が開き、JOKERさんが顔を出す。
「あ!
JOKERさん。
お久しぶりですねー!」
「あぁ、ファースト君か。
久しぶり。
で、ゼロ。
君に、いや、皆に話がある。」
それを聞き、皆気を張り詰めた。
「もしかして、総理が?」
確認する様に、ゼロがJOKERさんに聞く。
「あぁ、そうだ。
君達が追っていたこの男。
この男が新しい総理となった。」
そう言って、JOKERさんは俺達が追っていた男の写真を取り出す。
「テレビをつければ、きっとやっている筈だ。」
JOKERさんにそう言われ、テレビをつけてみる。
すると、そこにはあの男が映っており、新しい総理として紹介されていた。
やはりそう来たか。
「QEDに連絡しろ。
それから、セカンドを呼んで来い。
トランパーに向かうぞ。」
−そして、俺達はこの後直ぐ、トランパーへと乗り込むのだ−
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作者名:童子 | 作成日時:2019年11月3日 17時