検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:1,327 hit

19 ページ19

「楽しかったね、あのブランコ。
途中で落ちるかと思った。次は何に乗る?」



そんな簡単に落ちたらもう何人も
犠牲者出てるから。


ていうかもう次の乗り物乗るつもりなの?
どんなに元気なのよ萌ちゃんは



「流石にもう疲れたよ。ちょっと休憩
しない?お腹も空いてきたしさ」



そう言う裕太に、萌ちゃんは不満そうだけど
萌ちゃん以外の四人はもうお腹がペコペコ
だったから腹ごしらえをしにレストラン
へと向かった。



「うんまー。このハンバーガー凄く
美味しいんだけど」


「本当に子どもみたいだよね萌って。
こんな萌、あの男子達が見たらどうなる
んだろうね」




きっと萌えまくるんだろうな。
あんなにはしゃいで、こんなに
幸せそうにハンバーガーを頬張ってる
んだもん可愛いーってひたすら連呼
しそうだな。





「なんかね、私この4人にはありのままの
自分でいられるんだよね。
友達とか今まで出来たこと無かったから、
今が凄く幸せで、だけどもうこのメンバー
でいられるのも




「萌、もうそれ以上は言わないで」




席を立ち、大声で萌ちゃんを叱る杏奈。



きっとその先に言われることが分かって
いて、私にこんなところで辛い思いして
欲しくないって思ってるんだろう。




「ごめん」




「萌ちゃん、次なに乗る?」




こういう雰囲気が嫌いだから私は
極力明るく萌ちゃんと接した。



でも、やっぱり辛い。
久しぶりにこんな気持ちになった。



まだ皆と一緒にいたいし、萌ちゃんと
仲良くなったのも最近なことなのに。



後一週間。
皆と離れたくない。


もう泣かないって決めたのに、
私は皆に見られないように
静かに涙を流した。

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
設定タグ:Kis-My-Ft2 , 玉森裕太 , 藤ヶ谷太輔   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みや | 作成日時:2018年6月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。