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「ねぇ、Aちゃん」


ふと英智が話しかけてきた。


「何?」


私は読んでいた本を閉じて答えた。


「好きだよ」

「………え?」

「Aちゃんが、好き。僕と付き合ってくれないかい?」


英智は真っ直ぐにこっちを見つめてくる。

頬が熱くなっていくのを感じた。


「は、はい…」


震える声でやっとのこと答えた。

すると英智は一気に笑顔になった。

胸がドキドキする。これが恋というものなのか。


「やった!!じゃあこれで僕たちはもう恋人同士だね。

大好きだ___ゲホッ‼ゲホッ、ゴホッ、ゲホッ‼ゴホッ、ゴホッ‼」


急に英智が咳き込みだした。

私は近寄って英智の背中を擦ったが、咳は一向におさまらない。


「ゲホッ、ゲホッゴホッ‼ゲホッ、ゲホッ___ゲホッ‼」


英智が血を吐いた。

私はパニックになりながらもナースコールをした。


「天祥院さん、大丈夫ですか⁉」


すぐにナースと主治医が駆け込んできた。

呼び掛けるが、英智の反応はない。

さらにナースが数人飛び込んできて、英智をストレッチゃーに移して運んでいった。


「英智君、お願い…生きて…っ‼

私も英智君のこと大好きだから…そばにいてよ…っ‼」


英智がいなくなり一人になった病室で私は呟いた。

___だけどその願いは、届かなかった。

患者のいない、真っ白な病室のベッド。

昨日までのことが嘘のように静かだった。

私は屋上に行った。


「英智君…なんで居なくなっちゃったの?せっかく恋人同士になれたのに…」


私はフェンスの上に上った。


「会いたい…英智君に。待ってて?すぐに会いに行くよ。」


雲ひとつない空のもと、私は屋上から飛び降りた。

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(プロフ) - ↓リア友? (2017年10月15日 17時) (レス) id: 7d3f46fa17 (このIDを非表示/違反報告)
姫25 - あたくしも紅月、見たいですわ!(すみません、文ストのナオミ風に言ってみました。)m(__)m (2017年6月24日 20時) (レス) id: 7953eeb46f (このIDを非表示/違反報告)
夏蝶(プロフ) - ねーねー (2017年6月3日 20時) (レス) id: aec3da9fd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ( ̄・ω・ ̄) (2017年4月25日 0時) (レス) id: 0dd406faf6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - (´。つД⊂゚。`)ぇんぇんwwwはや,まだ風呂なんだけど( 'ω') (2017年4月23日 0時) (レス) id: 0dd406faf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2次元の住民 | 作成日時:2017年2月20日 0時

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