羽風薫/君の笑顔 ページ6
<羽風side>
「Aは、俺のもの。手、出したら許さないから。」
それが口癖だった。
いつも冗談っぽく言ってて、皆もAも笑ってくれてた。
キミのその、かわいい笑顔が大好きだった。
…でもいつからだったかな。
その笑顔を独り占めしたいって思い始めたのは。
キミがかわいくて、いとおしくて。
キミが他の男と話す度に、腹がたって。
でも、いつも押さえて笑ってた。
だけど………
「はぁ…Aはホントにかわいいねぇ…」
「え?私かわいくなんてないよっ///」
…イヤだ。
「いやいや、本当にかわいいよ、Aちゃん。
…そうだ、今度僕の家に遊びに来ないかい?」
「うーん、どうしよう…でも英智君の家は1回行ってみたいな」
…イヤだ。イヤだ。イヤだ。
「……………」
俺はAの手を無理矢理引っ張って教室を出た。
「え、ちょっと、薫君⁉どうしたの⁉」
「……………」
俺はAの言葉を無視して歩き、屋上へと向かった。
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靏(プロフ) - ↓リア友? (2017年10月15日 17時) (レス) id: 7d3f46fa17 (このIDを非表示/違反報告)
姫25 - あたくしも紅月、見たいですわ!(すみません、文ストのナオミ風に言ってみました。)m(__)m (2017年6月24日 20時) (レス) id: 7953eeb46f (このIDを非表示/違反報告)
夏蝶(プロフ) - ねーねー (2017年6月3日 20時) (レス) id: aec3da9fd7 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - ( ̄・ω・ ̄) (2017年4月25日 0時) (レス) id: 0dd406faf6 (このIDを非表示/違反報告)
乱(プロフ) - (´。つД⊂゚。`)ぇんぇんwwwはや,まだ風呂なんだけど( 'ω') (2017年4月23日 0時) (レス) id: 0dd406faf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:2次元の住民 | 作成日時:2017年2月20日 0時