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踏切の前に着いた。もう少しで電車が通るはず。

立っていると、涙が溢れてきた。なんでだろうな。

涙を拭っていると⎯⎯⎯


「A」


渉の声がした。驚いてふりかえる。


「渉‼ど、どうして…」


渉は笑顔で私に言った。


「A………私も………一緒に死にます」


一瞬時が止まった気がした。
 
 
「え………」


私の後ろで踏切がなり始めた。


「…私は…貴方の笑顔が好きでした。可愛らしい、その笑顔が。

でも…

あの事があってからAは本当の笑顔を見せなくなってしまいました。

私は貴方を笑わせようとしてしましたが出来ませんでした。

完全に私の力不足です、すいません…」

「い、いや、渉は悪くなよ‼むしろ謝るなら私の方‼」

「いえ、私も悪いのです‼

私は道化師でありながら恋人である貴方を‼笑わせることが出来ませんでした‼

道化師は常に周りにいる人を笑顔させなければなりません。しかし…私はそれが出来なかった。

…道化師失格です。だから___」

「だから一緒に死ぬ、と。本当にいいの?」

「ええ、もちろんです‼恋人と共に死ねるのです、これ以上に幸せな事などありませんよ☆」


踏切の音が大きくなる。そろそろだ。


「ふふ、ありがとう、渉。渉のこと、大好きだよ。天国で、また私を笑わせてよ。」

「ええ、もちろん。私が好きな貴方の本当の笑顔を、また見せてくださいね。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

姫25さん、ありがとうございました。

日々樹渉さんはいかがでしたか?

また感想などいただけると嬉しいです。

他の皆様も、リクエスト募集しています。

よかったら、してくださいね。

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(プロフ) - ↓リア友? (2017年10月15日 17時) (レス) id: 7d3f46fa17 (このIDを非表示/違反報告)
姫25 - あたくしも紅月、見たいですわ!(すみません、文ストのナオミ風に言ってみました。)m(__)m (2017年6月24日 20時) (レス) id: 7953eeb46f (このIDを非表示/違反報告)
夏蝶(プロフ) - ねーねー (2017年6月3日 20時) (レス) id: aec3da9fd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ( ̄・ω・ ̄) (2017年4月25日 0時) (レス) id: 0dd406faf6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - (´。つД⊂゚。`)ぇんぇんwwwはや,まだ風呂なんだけど( 'ω') (2017年4月23日 0時) (レス) id: 0dd406faf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:2次元の住民 | 作成日時:2017年2月20日 0時

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