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オンボロ寮は空き部屋がたくさんあったから、ユウとは別の部屋にしてもらった。
別にいいんじゃないの？って言ってたけど、さすがにねぇ。
ユウには、『ユウの顔面が良さすぎるから同じ部屋で生活は無ゴホンッ空いてる部屋いっぱいあるし、ユウもせっかくなら部屋を広く使いたいでしょ！』
と言って、やんわりと断っておいた。
荷物を下ろしたはいいものの、埃、クモの巣etc…とても人が住めるような環境じゃなかった。
「ごめん。俺達以外使わないと思って、他の部屋は掃除してない。」
私の様子を見にきてくれていたユウが申し訳なさそうに言う。
『ううん。大丈夫。パパっと掃除しちゃうから。』
「あ、俺も手伝うよ。」
『えっ嘘、ありがとう！ユウ、顔だけじゃなくて性格も天使…』
「ア、アリガト…？」
またユウに引かれちゃった〜
『そう言えば、ボクは日本って国から来たんだけど、ユウもそう？』
「うん。えっ！Aも！？」
『うん。そうだ、知ってる？この世界、ツイステッドワンダーランド、略してツイステって言うアプリの世界なんだよ。』
「初耳だよ。」
まあ、ツイステって乙女ゲー要素強いしね。
あ、でも主人公が男だと分かった今、乙女ゲーではなくなったかな。
それから私達は、この世界の情報交換などをしてあっと言う間に掃除を終えた。
ユウと一緒に昼食をとり、学園長に支給された制服を着て、ハーツラビュル寮に向かう。
まずは1番にオバブロするリドル君からだな。
薔薇の迷宮を抜け、ハーツラビュルにたどり着く。
待って、部屋どこだよ。
仕方ない。
今は授業中だから、寮生は部屋に居ないはず。
ちょっとだけ部屋を覗かしてもらおう。
ゴメンね、皆。
でも私見た目は男だから、許して。
そして、ついに私はリドル君の部屋を見つけた。
一応、生徒の身の周りの世話も任されてるから、生徒達の部屋を綺麗にするのも仕事の内なんだろうけど…
(部屋、綺麗すぎる。)
私の出る幕、なし。
て言うか本がものすごく多い。
本棚からベッド脇の小机まで、難しそうな本が置かれている。
(完璧であろうと、自分が正しい存在であろうと、ずっと努力してきたんだろうな。)
でも、きっとその責任感が彼の心を蝕んだ。
リドル君には、もう少し肩の力を抜いてほしい。
彼の几帳面さが伺えるこの部屋で、私は1人そう思っていた。
＊＊＊
Aさんは、元の世界でツイステのキャラは箱推しで、リドル君に結構感情移入してました。
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茨の國のぼっち(プロフ) - 良かった〜！！更新、頑張りますね！ (2021年1月15日 23時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 男装女子とかめっちゃ好きなので更新頑張ってください！！！！ (2021年1月15日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2021年1月1日 2時
