再訪 ページ48
『…やっぱり分かるわけないよね』
?「知りたいのか?」
『!』
独り言に返事が来たことに驚いてバッと振り向くと、グリンデルバルドがいた。
…なんで私が1人のときを狙ってやってくるんだろうねぇ!
慌てて杖を探すが、杖はどこにもない。MACUSAに取られたままだ。
グリンデルバルド「安心しなさい。私は君を傷つけたりはしないさ」
『安心出来るわけないです。…ところで、私に何か用ですか?』
グリンデルバルド「ああ。君にあの時の"見返り”を返してもらおうと思ってね。それと…少し思い出してもらいたい」
『思い出す?何を…』
グリンデルバルド「君の過去さ」
『私の、過去…?』
…ぞわりとする。見たくないものを無理やり見させられているような恐怖心を感じて、無意識に体がカタカタと震え出す。
…駄目だ。過去を、思い出したら…!
『…別に、私は、自分の過去を見たくはありません。今まで知らなくても生きてこられた。だから、見なくても、大丈夫です…!』
やっとのことで絞り出した声は、掠れていた。
グリンデルバルド「君は一体なぜ、氷を出す力を持っているのか知りたくはないのか?この力は、短い期間の中で急に大きい絶望や不安と、急に大きい希望が繰り返されることで起こる現象だ。
…希望がなく、大きな絶望と不安だけを感じ、そしてそれが積もり積もったものがオブスキュラスだ」
『そうなんですか』
…大きな絶望と不安?そんなものは、二フラーになって戻れなかった時と、誰かさんにMACUSAとトランクに火を付けられた時だけだ。それ以外にはない。絶対に、ない。
でも、何か大事なことを忘れている気がする。
思い出そうとしても思い出せない。
ハリーポッターの原作では、そもそも氷の力なんてものは出ていません。私が作り出したもので、完全オリジナルとなっています。また、オブスキュラスの発生原因も、独自解釈です。全く原作と違う二次創作であることを踏まえて閲覧して頂けると幸いです。
そして、久しぶりの更新。本っ当に申し訳ございません。約1週間ぶりに占ツクを開いて、見た時にへっ!?となりました。
本当にすみません。そして、有難う御座いました。
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リサ - こんばんわ。いつもこの小説を読んでいます。次も楽しみです。闇落ちの方を読んでみたいです。 (9月8日 0時) (レス) @page28 id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - みかんさん» コメント有難う御座います。作品を楽しんで頂けて、とても嬉しいです。闇堕ちですね。有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2019年9月4日 16時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - こんにちは。いつもこの小説を楽しみにしています。闇落ちのほうを読んでみたいです!楽しみにしています!! (2019年9月3日 12時) (レス) id: 10b371d446 (このIDを非表示/違反報告)
ルイーザ(プロフ) - きなこさん» 返信遅くなり申し訳ないです。コメント有難う御座います。そう言って下さり、とても嬉しいです。闇堕ちありですね、有難う御座いました。拙い文章ですが、これからも楽しみにして頂けると幸いです。 (2019年8月29日 8時) (レス) id: 4a1e9af14b (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - はじめまして、こんにちは!!この作品がとても好きなので、いつも楽しみにしてます♪私的には闇落ちルートありだと思います!!これからも楽しみにしてますね。 (2019年8月28日 9時) (レス) id: 5408dae180 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルイーザ | 作成日時:2019年7月6日 8時